樫村まどか

樫村 まどか（かしむら まどか）

樫村まどかは、2002年11月6日生まれの日本出身の女子バレーボール選手です。彼女は茨城県日立市で生まれ育ち、幼少期から音楽に親しんでいましたが、中学1年生の頃に家族の影響を受けてバレーボールを始めました。

来歴

樫村がバレーボールを始めたのは、彼女の父親や兄の影響が大きいと言われています。中学時代には、その才能を早くも発揮し、2017年に開催された「JOCジュニアオリンピックカップ」ではオリンピック有望選手賞を受賞し、全国的にその名を知られる存在となります。この活躍により、彼女には強豪校からのスカウトが殺到しましたが、彼女は「自分たちで水戸女子高バレー部の歴史を作ろう」という監督の意図を受け入れ、水戸女子高等学校に進学することを決めました。

水戸女子高入学後の2018年5月には、タイで開催されたアジアユース選手権大会にU-17日本代表として選出され、全試合に出場してチームを7連覇に導きました。そこで彼女はベストミドルブロッカーに選ばれ、スポーツ新聞で「水戸女子高にスーパー１年生」として取り上げられるほどのパフォーマンスを見せました。2019年には、イタリアで行われたコルナッキアワールドカップ2019において、決勝戦にスタメンで出場し、イタリアを破ってチームを初優勝へと導いています。また、同年9月にエジプトで開催された第16回女子U18世界選手権大会でも全8試合にスタメン出場し、ユース代表としての存在感を示しました。

2021年1月には、これらの国際大会での活躍を受けて、同じくユース日本代表であった西川吉野と共にV.LEAGUE DIVISION1の東レアローズへの入団が発表されました。2021年10月16日にはリーグ戦デビューを果たし、ヴィクトリーナ姫路戦での初得点をサービスエースで決めるなど、主にリリーフサーバーとしてチームのファイナル3進出に貢献しました。

人物・エピソード

樫村まどかには実兄がいて、彼もまたバレーボール選手として活躍しており、サントリーサンバーズに所属しています。彼女は同期入団の西川吉野と共にユース日本代表時代を過ごし、共通の経験を持つことで親密な関係を築いています。また、2022年1月には日立市で開催された東レアローズの地元戦にも出場し、故郷での活躍を誇示しました。

所属チームと球歴

樫村まどかは、以下のようなチームでキャリアを築いてきました。

• - 日立市立山部小学校
• - 日立市立十王中学校
• - 水戸女子高等学校
• - 東レアローズ（2021年-現在）

彼女はユース日本代表にも選ばれ、以下の成績を残しています：

• - 2018年 アジアユース選手権大会：優勝
• - 2019年 コルナッキアワールドカップ2019：優勝
• - 2019年 第16回女子U18世界選手権大会：5位

受賞歴

樫村はその驚異的なパフォーマンスにより、以下の受賞歴を持っています：

• - 2017年 JOCジュニアオリンピックカップ：オリンピック有望選手賞
• - 2018年 アジアユース選手権大会：ベストミドルブロッカー

彼女のキャリアはまだ始まったばかりですが、今後の活躍が期待される選手です。

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