橋本ひろし

橋本ひろしは、1952年長野県出身の実業家であり、シンガーソングライターとしても活動しています。本名は橋本浩。彼はキョウデングループの創業者であり、元会長、また代々木アニメーション学院の学院長も務めました。

企業家としての橋本ひろし

橋本は、工業高校卒業後、父親を亡くし、家計を支えるために起業を決意しました。「今日から電気屋」を略した「キョウデン」を設立し、試作品用プリント基板の小ロット短納期製造を事業の柱としました。その後、昭和KDEを皮切りに、パソコンメーカーのSOTECや大手スーパーの長崎屋など、経営破綻寸前の企業を次々と買収し、再生させてきました。特に長崎屋の再生は、当初16年と計画されていた会社更生手続きを4年で完了させ、その手腕が高く評価されました。その後、全株式をドン・キホーテに売却しています。大江戸温泉物語への資本参加、かんぽの宿を格安で購入しリニューアルするなど、多角的な事業展開を行いました。2007年にはグループ全体の売上高が3000億円を超えましたが、後に全株式をベインキャピタルに売却しました。

2009年には、石川県加賀市にあったテーマパーク「加賀百万石時代村」の跡地を買い取り、「日本元気劇場」として再生させましたが、2013年には休園となっています。

キョウデングループ会長を退任後は、ラーメン店でアルバイト店長を務めるなど、型破りな一面も持ち合わせています。

音楽活動への挑戦

50歳を過ぎてから音楽活動を始めた橋本は、2008年までに160曲以上のオリジナル楽曲を制作しました。ライブを中心に積極的に音楽活動を行い、ニックネームは「神童」です。当初は「橋本ひろしと冒険団」というインディーズヴォーカルグループで活動していましたが、2006年に一度解散。その後、新メンバーを迎え「第二期冒険団」として再結成しましたが、再び解散しました。2006年8月には、解散中に発表した楽曲「目標」が有線放送インディーズチャートで1位を獲得しました。

ソロ活動では、2007年6月20日にアルバム『たまるか たまるか たまるか』でデビュー。ハリー吉田との出会いをきっかけに音楽的才能を開花させ、東京・六本木のライブハウスSPLASHで毎週金曜日に「トーキングブルース＠Bar橋本」というライブを行っています。

2008年11月23日には、シングル「おっさん辛いね泣きたいね」が大手着うたサイトでチャート1位を獲得。2009年7月にはユニバーサルシグマからメジャーデビューを果たしました。

ディスコグラフィー

橋本ひろしは、以下のような作品を発表しています。

シングル

橋本ひろしと冒険団（第1期）
がんばれ自分（2005年）
桜の下で（2006年）
一生懸命生きてはいるけど…（2006年）
橋本ひろしと冒険団（第2期）
目標（2007年）
ソロ
おっさん辛いね泣きたいね（2008年）
たまるか たまるか たまるか（2009年）
元気 DE SHOW（2009年）

アルバム

橋本ひろしと冒険団（第1期）
サクラの下で（2004年）
ソロ
たまるか たまるか たまるか（2007年）

著書

橋本ひろしは、自身の経験を基にした書籍も出版しています。

『気が小さいから成功できた 「どっちかなどっちかな」と迷ったぶんだけ、人間力が磨かれる』（2004年）
『100歳以下はみんな10代だ！ 格差社会を「楽」に「楽」しく「激」しく生きる！』（2008年）

メディア出演

橋本は、テレビやラジオにも多数出演しています。

テレビ

日経スペシャル カンブリア宮殿（2008年）
新報道2001（2008年）
ビートたけしのTVタックル（2010年）

ラジオ

橋本ひろしのどっちかな人生（2004年～2005年）
橋本ひろしの人気者を探せ!（2006年～2007年）
MUSIC FOR LIFE
橋本ひろしの世の中は口に出してはいけないことで成り立っている（2008年～2009年）
橋本ひろしの日本元気劇場!（2009年）

橋本ひろしは、実業家としてだけでなく、音楽家、作家としても多岐にわたる才能を発揮し、その活動は多くの人々に影響を与え続けています。

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