橋本まつり

橋本まつり（はしもとまつり、1982年8月19日生まれ）は、日本の舞台芸術界で独自の存在感を放つ舞踏家であり、俳優としても活躍しています。彼は、前衛的な舞踏集団である大駱駝艦のメンバーであり、その特異な身体表現と演技力で観客を魅了してきました。所属事務所はキャメルアーツです。

彼の名前が広く知られるようになったきっかけの一つが、人気漫画を実写化した映画『GANTZ』シリーズへの出演です。橋本は、物語の重要な鍵を握るキャラクター「玉男」を演じました。その異形とも言える姿と、内に秘めた謎めいた雰囲気は、多くの観客に強い印象を与え、橋本の俳優としての評価を高めることになりました。

橋本まつりは、映画、テレビドラマ、舞台と幅広いジャンルで活躍しています。映画では、『TAJOMARU』で天然痘の男役、『地獄でなぜ悪い』ではロッコ役を演じるなど、個性的な役柄に挑戦しています。テレビドラマでは、NHKの『坂の上の雲』や『わたしが子どもだったころ』などに出演し、時代劇から現代劇まで、その演技の幅広さを示しています。

舞台俳優としての活動も活発で、神奈川芸術劇場や赤坂ACTシアターなどで上演された『金閣寺』や、『ウイルス』、『耳なし芳一』など、数多くの作品に出演しています。特に『金閣寺』では、その身体性を活かしたパフォーマンスで観客を圧倒しました。


橋本まつりは、舞踏家としてのバックグラウンドを持ちながら、俳優としても独自の道を歩んでいます。その表現力は、既存のジャンルにとらわれることなく、常に新たな可能性を追求し続けており、今後の活躍が期待されるアーティストの一人です。

出演作品

映画
TAJOMARU（2009年） - 天然痘の男 役
GANTZ（2011年） - 玉男 役
GANTZ PERFECT ANSWER（2011年） - 玉男 役
地獄でなぜ悪い（2013年）- ロッコ 役

テレビドラマ
坂の上の雲 第3回 （NHK、2009年） - 清国水兵 役
わたしが子どもだったころ 第94回 藤原新也篇 （NHK-BS、2010年） - 金ちゃん 役
牙狼-GARO- 〜MAKAISENKI〜 第10話（テレビ東京、2011年）
明日の光をつかめ -2013 夏-（東海テレビ、2013年） - 猪又完治 役
劇場霊からの招待状 第2話（TBS、2015年） - 謎の男 役

舞台
金閣寺（神奈川芸術劇場/2011年、赤坂ACTシアター/2012年、2014年）
ウイルス（2012年7月）
耳なし芳一（2013年4月） - 武士 役

外部リンク
キャメルアーツ｜大駱駝艦
橋本まつり｜プロフィール｜キャメルアーツ
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