橋本幸一

橋本 幸一（はしもと こういち）の経歴

橋本幸一は1969年1月13日に生まれ、日本の元サッカー選手で、主にミッドフィールダー（MF）として活躍しました。現役引退後はサッカー選手の代理人としての道を歩んでいます。

プロサッカー選手としての歩み

彼のサッカー人生は1984年、ブラジルに渡ったことで始まりました。ブラジルのキンゼ・デ・ジャウーにて入団テストを受け、合格を果たして入団。彼は14歳の頃からその才能を発揮し、同年のタッサ・サンパウロ・デ・インファンチュウ大会では10番を背負い、チームをベスト8に導きました。

1986年にはサンパウロ州地方大会で金メダルを獲得し、翌年の1987年にはチャンピオンリーグであるカンピオンエス・カンピンエスでの優勝を果たしました。同年、8月にはサンパウロ州選手権プロリーグに初出場し、初アシストも記録します。1993年12月には念願のコリンチャンス・パウリスタに加入することを果たしました。この成功は日本人選手として初の快挙で、メディアでも注目を集めました。

Jリーグとブラジル帰国後の活動

その後、1995年にはJリーグの柏レイソルに入団しましたが、同年の終わりにブラジルに戻り、再びプロリーグへの挑戦を続けました。新たにカルデンセなど地方のプロリーグでもプレイし、2001年にはパラナ州1部リーグのパラナ・クラブに入団し、州選手権でレギュラーとして活躍。その後、2002年6月にプロ選手としてのキャリアに幕を下ろしました。

引退後の活躍

引退後はブラジルから日本へのサッカー選手派遣を行う会社を経営し、さらに「オレたちのオーレ!」というドラマではテクニカルアドバイザーを務め、主演の大鶴義丹に技術指導を行いました。このプロジェクトを通じて、大鶴義丹とも親交を深め、俳優のマルシアとも関係がありました。

また、彼はブローカー業として「BBAプロモーション」を設立し、ブラジルの選手をJリーグに移籍させる役割を担いました。彼の手によって多くの選手が日本でプレイする機会を得ており、特にアラウージョは清水エスパルスやガンバ大阪でその名を知られています。

2007年にはブラジルサッカー協会公認のエージェント免許を取得し、日本人エージェントとしての先駆者となりました。これにより日本国内でのブラジル選手の移籍促進に寄与しています。

所属チーム

• - 1981-1983 三菱養和SC（玉川学園中等部）
• - 1984-1989 キンゼ・デ・ジャウー
• - 1990-1992 セントラルSC
• - 1993-1994 SCコリンチャンス・パウリスタ
• - 1995 柏レイソル
• - 1997 福島FC
• - 1999 ジュアゼイロSC
• - 2001 パラナ・クラーベ
• - 2001-2002 サンタクルスFC
• - 2002-2003 AAルジアニア

CM出演

彼は1994年に武田薬品工業のアリナミンVの CMに出演し、その知名度をさらに高めました。

橋本幸一はそのスポーツキャリアを通じて多くの人々に影響を与え、今なおサッカー界に貢献しています。

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