橋本正治

橋本正治は、1873年（明治6年）に福井県で生まれ、東京帝国大学卒業後、内務省に入省しました。その後、地方官僚として手腕を発揮し、山口県知事、鹿児島県知事を歴任。1927年（昭和2年）には札幌市長に就任し、1937年（昭和12年）までその職を務めました。

札幌市長としての橋本は、都市基盤の整備に尽力しました。上下水道事業の推進、札幌市営バスの運行開始など、市民生活の向上に大きく貢献。また、札幌観光協会の初代会長として観光振興にも力を注ぎ、札幌の発展に大きく貢献しました。さらに、札幌スキー連盟会長、札幌市防護団長なども務め、多岐にわたる分野で活躍しました。

橋本は、大倉山ジャンプ競技場の名付け親としても知られています。この競技場は、現在も札幌のシンボルとして親しまれており、橋本の先見性と行動力が偲ばれます。

橋本は、札幌市の発展に大きく貢献した人物として、その功績が讃えられ、札幌市栄誉市民に選ばれました。その功績は、札幌の街の随所に残されており、現在も市民に敬愛されています。藻岩にはその功績を称える彫像が建てられています。墓所は平岸霊園にあります。

橋本の経歴は以下の通りです。

1917年 - 1921年: 鹿児島県知事
1921年 - 1924年: 山口県知事
1925年 - 1927年: 呉市長
1927年 - 1937年: 札幌市長

橋本正治は、内務官僚、政治家としての卓越した能力を発揮し、札幌の発展に大きく貢献した人物です。彼の功績は、後世に語り継がれることでしょう。

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