橋本皓

橋本 皓

橋本 皓（はしもと ひかる）は、1993年5月17日生まれ、大阪府大阪市出身の日本のプロラグビー選手である。現在の所属チームはジャパンラグビーリーグワンに参戦するコベルコ神戸スティーラーズ。フィールド上では主にフランカー（FL）のポジションを務める。

身長182センチメートル、体重92キログラムという、フランカーとして適切な体格を持つ。チーム内では「もっちー」や「もっち」といった愛称で親しまれているほか、最近では「JR」というニックネームでも呼ばれることがある。

選手経歴

ラグビーとの出会いは13歳。この年齢で競技を始め、その後のキャリアへと繋がっていく。高校はラグビーの強豪校として全国に名を馳せる東海大学付属仰星高等学校に進学。高校時代にはその才能が認められ、将来有望な選手として高校日本代表候補にも選出される経験を持つ。

高校卒業後は、そのまま東海大学へと進学し、大学でもラグビー部（東海大学体育会ラグビーフットボール部）でプレーを続けた。大学時代はチームの中心選手として活躍。特に最終学年となった2015年度には、チームの副将という重要な役割を担い、リーダーシップを発揮した。この年、東海大学は関東大学ラグビーリーグ戦1部において、実に3年ぶりとなる優勝を達成。橋本選手の献身的なプレーと副将としての貢献は、この栄光に欠かせないものであった。

プロキャリア

輝かしい大学での実績を引っ提げ、2016年、大学卒業と同時にトップリーグ（当時）の強豪、神戸製鋼コベルコスティーラーズ（現在のコベルコ神戸スティーラーズ）へ入団。プロラグビー選手としてのキャリアをスタートさせた。

プロとして公式戦のピッチに初めて立ったのは、入団初年度の2016年10月8日に行われたジャパンラグビートップリーグ第6節、リコーブラックラムズ（現在のリコーブラックラムズ東京）戦でのことであった。この試合に途中出場し、プロの舞台での第一歩を刻んだ。

コベルコ神戸スティーラーズでは、年々その存在感を増していき、チームにとって不可欠な選手へと成長した。その功績と信頼は、2022年にチームのキャプテンという大役を任されることからも明らかである。主将としてチームをまとめ、リーグワンでの戦いを牽引する立場となった。

フランカーというポジションは、攻守において非常に運動量が多く、ボールへの絡み、ブレイクダウンでの仕事、タックル、サポートランなど、多岐にわたる役割が求められる。橋本選手は、こうしたフランカーに求められる要素を高次元でこなし、チームの勝利に貢献している。学生時代から培ってきた高いスキルと、プロの世界で磨かれたフィジカル、そしてリーダーシップを兼ね備えた選手として、コベルコ神戸スティーラーズのフォワード陣を支えるキープレーヤーの一人である。

現在もジャパンラグビーリーグワンの舞台で、コベルコ神戸スティーラーズの一員としてプレーを続け、攻守両面でチームに貢献している。その経験とリーダーシップは、チームにとって大きな財産となっている。

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