橋本駅 (福岡県)

橋本駅概要

橋本駅（はしもとえき）は、福岡県福岡市西区にあり、福岡市の地下鉄七隈線の起点となる駅です。日本の地下鉄駅の中では最も西に位置しており、駅番号はN01です。運行される七隈線の終着駅であり、そのため地域の集客を考慮して、併設されている駐輪場は無料で利用できます。駅のシンボルマークは、西島伊三雄が空港線・箱崎線のシンボルとしてデザインしたものであり、その後、息子である西島雅幸が完成させています。このデザインは、飯盛山にちなみモミジを取り入れたもので、駅識別カラーはあざやかな黄赤とされています。

駅の運営と構造

橋本駅は管区駅長所在駅で、橋本管区駅として周辺エリアを管理していますが、駅業務はJR九州サービスサポートによって委託されています。以前はJR西日本福岡メンテックが駅業務を受託していました。駅の構造は単式ホームと島式ホームを持つ複合型であり、降車専用の単式ホームと、1面2線を持つ島式ホームの構成となっています。全体の面積は地上371平方メートル、地下1階が4,359平方メートル、地下2階が4,841平方メートルです。駅の屋根は飯盛山の山並をイメージしたラウンドフォルムでデザインされており、個性化壁には岩肌を模した粘板岩が使用されています。

利用状況

2023年度における橋本駅の1日平均乗車人員は4,284人であり、開業以来の利用者数は増加傾向にあります。駅の利用状況は地元住民や近隣の団地に住む人々に支えられ、交通の要所として機能しています。

駅周辺の発展

橋本駅の南東には七隈線の車両基地があり、駅前には国道202号バイパスも通っています。駅周辺は開業当初、都市計画法により市街化調整区域でしたが、徐々に開発が進み、2011年には大型商業施設である木の葉モール橋本がオープンしました。周辺のインフラ整備も順調に進んでおり、今後の発展が期待されています。既存の市街地は駅からやや離れた場所に位置しますが、壱岐団地や室住団地などが駅の近くに存在し、利用者のアクセスを提供しています。

周辺施設

橋本駅周辺には、さまざまな施設が集まり、便利な環境が整っています。具体的には、七隈線の車両基地、木の葉モール橋本、ニトリ福岡西店などがあり、交通の便も良いことから多くの利用者を惹きつけています。また、橋本公園や神社などの自然スポットも点在し、地域の人々に憩いの場を提供しています。

バス路線の状況

駅には多くのバス路線が運行されており、便利な乗り継ぎが可能です。西鉄バスが多くの路線を担当しており、周辺地域へのアクセスが非常に便利です。特に、木の葉モール橋本前のバス停は便が多く、多様な行先が設定されています。

結論

橋本駅は、福岡市の交通インフラにおいて重要な役割を果たす駅であり、地域の発展と共に利用者も増加しています。今後の整備や開発が期待される中で、駅は地域住民にとってますます欠かせない存在となっていくでしょう。

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