橋爪紳一朗

橋爪紳一朗：NHKを代表するドラマ演出家

橋爪紳一朗氏は、日本の放送業界において重要な役割を担う、NHK大阪放送局所属のベテランテレビドラマ演出家です。兵庫県神戸市出身の彼は、NHK大阪放送局でキャリアをスタートさせ、その後東京へ異動。長年にわたり、数々の連続テレビ小説、大河ドラマ、土曜ドラマなどの演出に携わってきました。

キャリアと演出スタイル

彼のキャリアはNHK大阪放送局で始まり、そこで培われた経験は、後の彼の演出スタイルの基盤となっています。その後、東京へ異動した彼は、NHKの主要なドラマ制作に携わり、演出家としての地位を確固たるものにしていきました。

特に近年では、2020年秋に大阪放送局へ異動し、連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』の制作に参加。チーフ演出の安達もじり氏から抜擢され、重要な役割を担いました。

橋爪氏の演出は、その独創性と緻密さで知られています。例えば『カムカムエヴリバディ』では、「花ナメ（花越しに人物を撮るカット）」や、真俯瞰での撮影、本屋から時代劇の撮影所への印象的なカットワークなど、メリハリのある映像表現が高い評価を得ています。これらの演出は、単なる映像表現にとどまらず、物語の世界観を効果的に表現し、視聴者の感情を揺さぶる役割を果たしています。

代表作品

橋爪氏が演出を担当した作品は多岐に渡り、それぞれが視聴者から高い支持を得ています。主な作品としては、以下のものがあげられます。

連続テレビ小説

ちりとてちん (2007年9月 - 2008年3月) ※助監督
てっぱん (2010年9月 - 2011年3月)
花子とアン (2014年4月 - 9月)
花子とアン スピンオフスペシャル「朝市の嫁さん」 (2014年10月18日)
[半分、青い。]
エール (2020年3月 - 11月)
カムカムエヴリバディ (2021年11月 - 2022年4月)

大河ドラマ

平清盛 (2012年1月 - 12月)
花燃ゆ (2015年1月 - 12月)

ドラマ10

コントレール〜罪と恋〜 (2016年4月 - 6月)

土曜ドラマ

スニッファー 嗅覚捜査官 (2016年10月 - 12月)
デジタル・タトゥー (2019年5月 - 6月)

NHKスペシャル

南海トラフ巨大地震 (2023年3月) ※脚本兼任

夜ドラ

わたしの一番最悪なともだち (2023年8月 - 10月) ※チーフ演出

受賞歴

橋爪氏の高い演出能力は、数々の賞によって認められています。

* 第106回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 監督賞（『エール』、吉田照幸・松園武大と共同）

まとめ

橋爪紳一朗氏は、長年の経験と独自の演出スタイルで、日本のテレビドラマ界に多大な貢献を果たしている演出家です。今後も、彼の作品から目が離せません。彼のFacebookページ（橋爪紳一朗 (shinichiro.hashizume.3) - Facebook）では、より詳細な情報を得ることができます。

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