橘髙淳

橘髙淳のプロフィール

橘髙淳（きったか あつし）は、1962年12月17日生まれで、滋賀県大津市出身の元プロ野球選手および審判員です。彼は捕手として阪神タイガースに入団し、その後、審判員としても長いキャリアを持つことで知られています。特に2700試合以上の出場記録を持つ審判として、日本プロ野球において多くの重要な試合を担当してきました。

キャリアのはじまり

橘髙は、瀬田工業高等学校で捕手として活躍しました。高校時代には、布施寿則とバッテリーを組み、1980年の夏の甲子園に出場し、チームを3回戦進出に導きました。ドラフトでは指名されず、1981年に阪神タイガースに入団。その後、1983年には現役を引退し、ブルペン捕手に転身しますが、数年後に球団を退団します。

審判としての道

1985年からはブリンクマン審判学校で審判の訓練を受け、1987年にセントラル・リーグ所属の審判員として活動を開始しました。彼はその後、審判部主任やクルーチーフ、さらには審判長補佐を務め、2021年からは一般審判員として現場復帰しています。彼の背番号は、審判員として長らく用いられた9番であり、1999年からはオールスターゲームや日本シリーズでも多くの重要な試合を担当しています。

審判としての実績

橘髙は、2021年シーズンまでに通算出場試合数2917試合を記録し、オールスターゲームには5回、日本シリーズには7回出場しました。特に、2004年の日本シリーズ第1戦や2011年のオールスターゲーム第2戦では球審を務め、多くの選手たちと接する機会がありました。また、彼の審判としての実績には、2000試合出場の達成や2500試合出場の記録もあります。

記憶に残るエピソード

彼の審判としての経歴には、数々の判定とそれに関連したエピソードが存在します。例えば、1994年のヤクルト対巨人戦では、審判として初めて退場処分を下し、以後、試合の進行に大きな影響を与えました。また、2000年の中日対横浜戦では、選手やコーチからの暴行を受け、その後の抗議や騒動が大きな話題となりました。

引退後の活動

橘髙は、2022年9月に行われた阪神タイガース対東京ヤクルトスワローズ戦で3000試合目の記録を達成し、同シーズンをもって定年退任しました。彼の審判としてのキャリアと影響力は日本プロ野球において重要な役割を果たしており、後進の育成にも注力していることが期待されます。

人物としての評判

彼は、関西地区の審判員として多くの試合を担当し、特に日本シリーズでは多くの経験を積んできました。さらに、西崎幸広選手が彼の高校時代の後輩であり、人間関係も広がりを見せています。

カンカンフェアの中で、橘髙がどのようにプロ野球に影響を与え続けるのか、その足跡は今後も多くの人に語り継がれていくことでしょう。

もう一度検索