機動戦士ぶよガンダム

機動戦士ぶよガンダム

『機動戦士ぶよガンダム』は、唐沢なをきの手による『機動戦士ガンダム』を元にしたギャグパロディ漫画です。この作品は、2007年6月号から2010年3月号まで『ガンダムエース』で連載されました。

概要

本作は、同じく唐沢の作品である『犬ガンダム』に続く形で、特定のテーマに従った極端なパロディが特徴です。今回は「でぶ」をテーマにしており、登場人物やモビルスーツ、さらには艦船までもが肥満体型で描かれています。また、ストーリーは原作に沿った展開となっており、戦死者が出ない点も特色の一つです。もしキャラクターが死ぬことがあっても、敵側の船に救助され、食欲を満たす生活に励む姿が描かれています。また、話数は「メタボリック」と名付けられています。

この作品の魅力は、随所に見られるユーモラスな描写にあります。たとえば、キャラクターたちは汗を流し、「はあー、はあー」と息を切らす様子が描かれています。彼らの行動は肥満による動きのもたつきとともに、おかしみを増しています。食事シーンにおいては、擬音語「むしゃむしゃ」や「がつがつ」が登場し、笑いを誘います。

登場人物

本作のキャラクターは、全員が二頭身の肥満体型で描かれています。特に第3話以降、男性キャラのほとんどはトランクス一丁で生活し、女性キャラの一部は水着を着用するという斬新なスタイルです。

• - ぶよアムロ: 主人公であり、猛烈な食欲の持ち主。3メートル走ると息切れしてしまうほどの体型です。
• - ぶよフラウ: ぶよアムロの友人で、やや細身に描かれています。
• - ぶよブライト: 主艦の艦長で、美味しい食べ物には目がない人物。
• - ぶよミライ: 操舵士として登場し、サービスカットやユーモラスなシーンでも活躍します。
• - ぶよセイラ: 通信士として、頻繁に食事の様子を内外に伝えています。

さらに、他にも多くの個性的なキャラクターが登場し、食欲とユーモア溢れるストーリーを盛り上げます。特に、ぶよマチルダは全登場人物の中で最も太っており、その食欲の旺盛さは群を抜いています。

登場兵器

モビルスーツたちは、丸みを帯びたデザインで描かれており、特にぶよガンダムは特徴的な外見を持っています。このモビルスーツは、ガンダムからのパロディ要素を多く含みつつ、武器もオリジナルに基づいたものとなっています。ぶよザクやぶよガンキャノン、ぶよガンタンクなど、個性豊かな名称がつけられた兵器たちも魅力の一部です。

まとめ

『機動戦士ぶよガンダム』は、ただのパロディ作品を超えて、独自のユーモアと愛らしさで多くのファンに支持されています。肥満体型のキャラクターたちが繰り広げるストーリーは、食欲や笑いをテーマにし、我々に新たな視点を提供しています。全体を通じて、画面上から笑い声が聞こえてくるような、明るいエネルギーに満ちた作品です。

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