機動戦士ガンダムSEED BATTLE DESTINY

機動戦士ガンダムSEED BATTLE DESTINY

『機動戦士ガンダムSEED BATTLE DESTINY』は、2012年にPlayStation VitaおよびPlayStation Vita TV向けにリリースされたゲームです。この作品は、長年愛されてきた『ガンダムバトルシリーズ』の一つであり、初めてコズミック・イラの世界を舞台としています。パッケージのイラストには、フリーダム、ジャスティス、デスティニー、デストロイ、プロヴィデンスという5機のガンダムが描かれ、同時にそれを操るキャラクターたち、キラやアスラン、シンの姿もあります。

ゲームの概要

このゲームは、テレビアニメ『機動戦士ガンダムSEED』の放送から10周年を祝うもので、続編の『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』やさまざまな関連作品も取り込まれています。ジャンルは3Dアクションシューティングであり、開発はアートディンクによるもので、過去の『ガンダムバトルシリーズ』や『マクロストライアングルフロンティア』の実績があります。

ゲームグラフィックは大幅に向上しており、特にプレイヤーが使用できる2本のアナログスティックとタッチパネルにより、操作性も改善されています。メインのキャンペーンモードでは、「地球連合軍」、「Z.A.F.T.」、「アークエンジェル隊」（クライン派）の3つの選択肢が登場し、それぞれの勢力の一員としてコズミック・イラの混乱を体験します。ただし、アークエンジェル隊は最初に選べず、ステージ途中で元の陣営との選択が行われます。

通信機能を利用することで、2名での協力プレイや最大4名の対戦プレイも楽しむことができます。また、「指令イベント」と呼ばれる他プレイヤーとの連携要素が新たに加わり、さらに多様なプレイスタイルが提案されています。

ゲームシステム

このゲームでは、従来のシリーズで人気の機体のカスタマイズやチューンナップの要素が受け継がれています。加えて、コズミック・イラに特有のフェイズシフト装甲やミラージュコロイド、マルチロックオン、換装といった新しい要素も導入されています。また、武器に関しては弾数の概念が新たに追加されており、プレイヤーは自己の弾薬を管理しながら戦う必要があります。これにより、総弾数を使い切るとその装備が使用できなくなりますが、ステージ上には弾薬を回復できるコンテナがあります。

さらに、ゲーム全体の難度が見直されており、自機が撃墜されても再出撃して続けられる仕組みが採用されています。再出撃の回数はプレイヤーのコストに依存し、コストが高い場合は限られた回数しか再出撃できないという戦略的要素が加わっています。敵の撃破によるコスト回復など、プレイヤーは状況に応じた戦略を立てることが求められます。

登場キャラクター

ゲームには多くのキャラクターが登場し、『機動戦士ガンダムSEED』から『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』、また関連作品のキャラクターたちが集結しています。例えば、キラ・ヤマトやアスラン・ザラといった主要キャラクターはもちろんのこと、各地の戦闘に参加する多彩な面々が含まれています。これにより、プレイヤーはそれぞれのキャラクターの背景を感じながら、個性豊かな物語を体験できるようになっています。

結論

『機動戦士ガンダムSEED BATTLE DESTINY』は、アクションシューティングゲームとしてプレイヤーに新たな体験を提供しており、親しみやすいキャラクターたちと共にコズミック・イラの戦乱を生き抜くことが求められます。多様なゲームプレイと深いストーリーが融合したこの作品は、多くのガンダムファンにとって魅力的な選択肢となっています。

もう一度検索