櫛形山脈

櫛形山脈

櫛形山脈は、新潟県北部に位置し、胎内市から新発田市にかけて南北に連なる山脈です。胎内川と加治川に挟まれた、全長約13.5kmと日本で最も小さな山脈として知られています。最高峰の櫛形山でも標高は568m、平均標高は300mに満たないため、比較的容易に登山やハイキングを楽しめるのが特徴です。

概要

山脈全体にハイキングコースが整備されており、尾根伝いに縦走することが可能です。そのため、近隣の小中学校の遠足や、軽いトレッキングを楽しむ人々にも人気があります。四季折々の自然を感じながら、気軽に山歩きができる場所として親しまれています。

主な山

鳥坂山

櫛形山脈の最北端に位置する鳥坂山は、標高438.5mです。この山には、かつて鎌倉時代から戦国時代にかけて鳥坂城が築かれていました。現在でも、堀切などの遺構が残っており、歴史を感じさせる場所となっています。

櫛形山

山脈の中央部に位置する櫛形山は、標高568.0mで、櫛形山脈の最高峰です。山頂からは周囲の山々や平野を見渡すことができ、登山者にとって魅力的なスポットとなっています。

大峰山

山脈の南端に位置する大峰山は、標高399.5mです。この山には、40種類以上の桜が咲き誇る大峰山橡平桜樹林があり、昭和9年に国の天然記念物に指定されています。春には多くの人々が桜を見に訪れます。また、登山道の一部は中部北陸自然歩道として整備されており、途中には展望広場も設けられています。ここからは、のどかな田園風景を一望できます。

外部リンク

大峰山概要 - 新発田市 - 櫛形山脈全体の地図や観光ガイドが掲載されています。
大峰山情報 - 山岳手打ちそば一寿
櫛形山脈（櫛形山） - 新潟県観光協会
大峰山橡平桜樹林（国天然記念物） - 新発田市
* 橡平サクラ樹林 - 文化遺産オンライン（文化庁）

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