欽ちゃんの気楽にリン

「欽ちゃんの気楽にリン」

概要

『欽ちゃんの気楽にリン』は、1988年4月6日から同年6月15日まで日本テレビ系列で放送されたバラエティ番組です。放送時間は毎週水曜日の20:00から20:54までの54分間で、司会はお馴染みの萩本欽一が務めました。この番組は、夕方に放送されていた『欽きらリン530!!』の全国ネット版であり、視聴者とのインタラクションを重視した内容が特徴でした。

番組のスタイルは、視聴者から募集した「電話投稿ニュース」を紹介するもので、視聴者が電話で投稿したニュースの中から面白い内容を萩本が厳選して読み上げるという形式が採用されていました。タイトルに含まれる「リン」は電話の呼び出し音を指し、視聴者に気軽に電話をかけてもらうことを目的とした意味合いも持っています。このような工夫により、番組はインタラクティブな要素を取り入れて、視聴者との距離を縮めようとしていました。

放送は「欽きらリン530!!」と同じスタジオを使用しており、同日夕方の番組と同じ場所で公開生放送が行われました。このことにより、視聴者にとっても親しみやすい環境を提供していたと言えます。また、初回放送は90分の拡大版として放送され、視聴者の期待を集めました。

視聴率と打ち切り

しかしながら、番組の視聴率はあまり芳しくなく、初回から第4回までの平均視聴率は4.8%という低迷具合でした。この視聴率はテレビ局の期待を大きく下回るものであり、日本テレビの編成部からも不満の声が上がりました。結局、番組は放送開始からわずか2ヶ月間で全6回での打ち切りが決まるに至りました。

出演者

この番組には、萩本欽一以外にもいくつかの有名な出演者が名を連ねています。木村優子がレギュラー出演者として活躍し、また茶々隊（後のCHA-CHA）も参加していました。茶々隊には勝俣州和、松原桃太郎、西尾拓美、中村亘利、木野正人、パワーズの須間一也、火野玉男（当時の芸名）らが含まれており、彼らも番組の盛り上げに貢献していました。

結論

『欽ちゃんの気楽にリン』は、インタラクティブなスタイルを持つバラエティ番組として独自の魅力を持っていましたが、視聴率という現実に直面し、短期間での終了となってしまいました。参加型の内容や視聴者とのつながりが重視されていた点において、当時のテレビ番組として記憶されています。

もう一度検索