正義の味方はあてにならない

正義の味方はあてにならない

「正義の味方はあてにならない」は、国民的人気を誇るグループSMAPの第二弾シングルで、1991年12月6日にビクター音楽産業からリリースされました。この楽曲は特に、パナソニックのパーソナルファックス「おたっくす」のCMに起用されたことが大きな話題となり、多くの人々に愛されました。同曲は、後に3枚目のシングル「心の鏡」にその役割を引き継がれます。

作品の構成

「正義の味方はあてにならない」は、シングルの表題曲であると同時に、彼らにとっての新たな挑戦でもありました。作詞を手がけたのは、この作品が初めての関わりとなる小倉めぐみで、SMAPの初期楽曲において彼女が重要な役割を果たすこととなりました。作曲は馬飼野康二で、彼もまた後に多くのSMAP楽曲を生み出す作曲家となります。独特なリズムとメロディーが特徴のこの楽曲は、木村拓哉が見せるソロパートに加え、他のメンバーによる掛け声やガヤが加わり、活気ある仕上がりとなっています。

カップリングとアルバム収録

カップリング曲の「KISS OF FIRE」は、パナソニックのパーソナルワープロ「スララ」のCMソングに使われ、もちろんこちらも多くの支持を受けました。こちらの楽曲も、次なるシングル「雪が降ってきた」の際にカップリングとしての地位が引き継がれています。さらに、「正義の味方はあてにならない」は1995年11月22日に発売されたアルバム『BOO』のリミックスバージョンや、2001年3月23日にリリースされたベスト・アルバム『Smap Vest』に収録されており、永続的な人気を誇っています。

チャートと売上

シングルの発売直後、1991年12月16日付けのオリコン週間シングルランキングで初週4.2万枚を売り上げ、デビューからの勢いを保つ形で初登場10位を獲得しました。また、累計売上は12.9万枚に達し、SMAPの名をさらに広める要素となりました。これらの数字は、楽曲の人気と影響力を示すものとなっています。

特典と映像作品

本シングルの予約特典としては、SMAPのオリジナルシースルーポスターが提供されるなど、ファンにとって特別なアイテムとしても注目されました。

さらに、初披露は1991年11月8日に放送された『ミュージックステーション』であり、発売前にもかかわらず多くの視聴者に強い印象を与えました。2004年の『SMAP×SMAP』では5人によるそれが初めての展示となり、音楽コーナー「Memorippies」で再び注目を集めました。

こうした経歴を持つ「正義の味方はあてにならない」は、SMAPのファンに限らず、多くの人々に愛され続けている作品となっています。

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