武漢足球倶楽部

武漢長江足球倶楽部 (Wuhan Yangtze River Football Club)

武漢長江足球倶楽部は、かつて中国湖北省武漢市をホームタウンとしていたプロサッカークラブです。中国プロサッカーリーグ（中国超級）に加盟していました。

歴史

2008年、湖北省では武漢光谷がリーグに参加していましたが、中国サッカー協会からリーグ脱退処分を受け、チームは消滅しました。この事態を受け、武漢光谷の選手の多くは他クラブへ移籍しました。しかし、湖北省体育局はサッカーへの情熱を絶やさないため、武漢市のU-19代表チームを基盤として、新たなプロサッカークラブを設立することを決意しました。

2009年2月、クラブは「湖北緑茵足球倶楽部」として発足し、乙級リーグから活動を開始しました。この年、リーグ南区で優勝、昇格プレーオフでも2位となり、甲級リーグへの昇格を果たしました。

2010年と2011年には、武漢中博置業集団と湖北東方国際旅行社が共同で2300万元を出資し、クラブ名はそれぞれ「湖北東方国旅足球倶楽部」と「湖北武漢中博足球倶楽部」と変更されました。

2011年12月には、亨達睿投資管理有限公司が新たなスポンサーとして名乗りを上げましたが、契約時に必要となる600万元の前払い金が支払われず、スポンサー契約は破談となりました。その翌日、武漢卓爾発展控股有限公司がスポンサーとなり、無事契約が締結されました。これにより、クラブ名は「武漢卓爾足球倶楽部」へと変更されました。

2012年10月6日、リーグ2位以内を確定させ、2013年のスーパーリーグ昇格を決めました。

2023年1月25日、クラブは解散を発表しました。

獲得タイトル

国内タイトル
中国サッカー・甲級リーグ：1回 (2018年)

過去の成績

2020年シーズンは、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、8チームずつ2つのグループに分かれて予選を行い、各グループ上位4チームが優勝を争う決勝トーナメントに進出、下位4チームは残留を争うプレーオフに進出する形式で行われました。武漢は残留プレーオフの結果15位となりましたが、このシーズンに限り降格枠が1であったため、超級リーグに残留しました。

2022年シーズンには、給与未払いにより2回にわたり勝ち点が減点され、合計で9ポイントが差し引かれるという事態となりました。

歴代監督

リュビサ・トゥンバコビッチ (2014-2015)
ドラセン・ベセク (2014-2015)
郑雄 (2014-2015)
チロ・フェラーラ (2016-2017)
唐尧东 (2017)
陈洋 (2017)
李鉄 (2017-2020)
ホセ・マヌエル・ゴンサレス・ロペス (2020-)

歴代所属選手

アジエル (2012-2013)
セサル・バロジェス (2012)
趙源熙 (2013)
ガラ・デンベレ (2013)
ジャック・ファティ (2013-2014)
王軍輝 (2016)
張耀坤 (2017-2018)
マルセロ・マルティンス・モレノ (2017-2018)
ジャン・エヴラール・クアシ (2017-2021)
ラファエル・シルバ (2018-2022)
ペドロ・ジュニオール (2018)
アンデルソン・ロペス (2021)

脚注

外部リンク

クラブ公式サイト（中国語）
sports.sofu.comによるクラブの紹介（中国語）
footballdatabase.eu
卓爾発展控股有限公司公式サイト（中国語）
湖北省体育局公式サイト（中国語）

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