趙源熙

趙源熙（チョ・ウォニ、1983年4月17日生まれ）は、韓国・ソウル出身の元サッカー選手である。MFとして主にディフェンシブハーフ、DFとしては右サイドバックを務めた。

抜群のスタミナと高い戦術眼、そして闘志あふれるプレーから『韓国のガットゥーゾ』と称されるなど、韓国サッカー界において重要な役割を果たした選手として知られている。

キャリア初期は右サイドバックとして活躍していたが、後にディフェンシブハーフにポジションを移し、攻守両面で更なる活躍を見せるようになった。特に韓国代表では、金南一選手とダブルボランチを組み、チームの中心選手として攻守の要を担った。

2005年10月12日、イラン代表との試合で代表デビューを果たすと同時に、代表初ゴールも記録している。2006 FIFAワールドカップドイツ大会のメンバーにも選出されたものの、出場機会は得られなかった。

クラブチームでは、蔚山現代FC、光州尚武フェニックス、水原三星ブルーウィングスなどでプレー。その後、イングランドのウィガン・アスレティックFCへ移籍し、海外リーグに挑戦した経験を持つ。さらに中国の広州恒大足球倶楽部、武漢卓爾足球倶楽部、日本の大宮アルディージャ、韓国のソウルイーランドFCなどを経て、水原三星ブルーウィングスへ復帰している。2020年には水原FCで現役復帰と同時にコーチも兼任した。

韓国代表としての活躍も目覚ましく、2005年から代表に選出され、数々の国際試合に出場した。金南一選手とのコンビは、韓国代表の強みの一つとして挙げられるほど、高い評価を得ていた。

2005年と2008年にはKリーグベストイレブンに選出されるなど、その実力は折り紙つきである。

引退後は指導者としての道を歩んでおり、その経験と知識を活かし、後進の育成に貢献している。

彼のサッカー人生は、韓国サッカー史に大きな足跡を残したと言えるだろう。豊富な経験と高いスキルを備え、韓国サッカー界の発展に大きく貢献した選手として、これからも記憶され続けるであろう。

以下、所属クラブと個人成績、代表歴、獲得タイトルなどの詳細を記載する。

所属クラブ

2002年: 蔚山現代FC
2003年-2004年: 光州尚武フェニックス
2005年-2008年: 水原三星ブルーウィングス
2009年-2011年: ウィガン・アスレティックFC
2010年: 水原三星ブルーウィングス (レンタル)
2011年-2012年: 広州恒大足球倶楽部
2013年: 武漢卓爾足球倶楽部
2014年: 慶南FC (レンタル)
2014年: 大宮アルディージャ
2015年: ソウルイーランドFC
2016年-2020年: 水原三星ブルーウィングス
2020年: 水原FC

代表歴

韓国代表
2005年10月12日: A代表初出場、初ゴール (イラン戦)
2006年 FIFAワールドカップドイツ大会 (グループリーグ敗退)

獲得タイトル

Kリーグベストイレブン (2005年、2008年)

SNS等

Instagram: @wonhee06
YouTubeチャンネル: 이거해조 원희형
* TikTok: @wonheehyung06

その他、多くのウェブサイトで彼の詳細なプロフィールや成績を見ることができる。

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