武田国久

武田国久（たけだ くにひさ、1929年3月26日 - 2001年9月21日）は、日本の俳優、声優として活躍しました。東京放送劇団の4期生として才能を開花させ、明治学院大学を卒業後、声優、俳優としてのキャリアをスタートさせました。

彼の活動は多岐にわたり、テレビアニメ、劇場アニメ、人形劇、ラジオ、舞台など、様々なメディアでその才能を発揮しました。特に印象的な役柄としては、テレビアニメ「レインボー戦隊ロビン」でのデビル3号役や、劇場アニメ「西遊記」での釈迦如来役、人形劇「ひょっこりひょうたん島」でのブル元帥役などが挙げられます。これらの作品を通して、武田氏は幅広い世代の観客に親しまれる存在となりました。

ラジオドラマにも数多く出演しており、NHKの「天の川」、「蛙と花嫁」、「風の輪」、「炎の女」など、様々な作品でその声を聞くことができました。舞台俳優としても、「虹の断片」のような作品に出演し、舞台上でもその存在感を示しました。

また、武田氏はナレーションの分野でも才能を発揮しており、「日本の蒸気機関車100年史」では、その落ち着いた語り口で作品に深みを与えました。彼のナレーションは、多くの人々に鉄道の歴史を伝える上で重要な役割を果たしました。

武田国久は、その豊かな声と演技力で、多くのアニメ、人形劇、ラジオドラマ、舞台作品に貢献しました。彼の残した作品は、今もなお多くの人々に愛され続けています。彼の声と演技は、日本のエンターテイメント史において、重要な足跡を残しました。

主な出演作品

テレビアニメ
レインボー戦隊ロビン（デビル3号）

劇場アニメ
西遊記（釈迦如来）
ひょっこりひょうたん島（ブル元帥）

人形劇・影絵
玉藻前（関白忠通）
サロメ（侍童）
テレビ天助（語り手）
日本人チンライ（語り手）
宇宙船シリカ（ごもっとも）
ひょっこりひょうたん島（ブル元帥 <2代目>）
だいくとおにろく
万寿姫（家来）
国性爺合戦 近松門左衛門

ラジオ
天の川（1952年、NHK） - 豊
蛙と花嫁（1953年、NHK） - 下役
風の輪（1953年、NHK） - 児玉
炎の女（1981年、NHK） - 徳山有声、ヘルメル、評論家

舞台
虹の断片（1966年、東京放送劇団） - 久保田教諭

その他コンテンツ
日本の蒸気機関車100年史（1972年、ビクター） - ナレーション - 4作品

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