武蔵野公会堂

武蔵野公会堂は、東京都武蔵野市に位置する、地域文化の振興に貢献する多目的文化施設です。愛称として『パープルホール』の名称で親しまれています。運営は、（公財）武蔵野文化生涯学習事業団が行っています。

歴史

1964年1月に開館した武蔵野公会堂は、建築家である山下和正氏が設計を手掛けました。開館当初のパンフレットによれば、こけら落とし公演は、結城座によるあやつり人形劇と前進座の演劇でした。長年にわたり、市民に親しまれる文化施設として、様々なイベントや活動の舞台となっています。

施設概要

公会堂のメイン施設である多目的ホールは、350席を備え、ピアノや声楽の発表会、講演会、演劇、映画上映会、各種式典など、幅広い用途に対応しています。その他、8室の会議室、茶道用水屋を備えた和室など、多様なニーズに応える施設が併設されています。

1985年から三鷹駅前の武蔵野芸能劇場で開催されていた「武蔵野寄席」は、1990年から武蔵野公会堂に場所を移して開催されています。特に、武蔵野市出身の落語家である五代目春風亭柳昇にゆかりのある落語家が多く出演しています。

毎年ゴールデンウィークに開催される「吉祥寺音楽祭」では、ジャズコンサートの会場として利用されるほか、10月の「吉祥寺アニメワンダーランド」でもイベント会場として活用されています。また、11月には自由民主党武蔵野支部主催の「ふるさと武蔵野市民のつどい」が開催されるなど、地域に根差した活動も活発に行われています。

リニューアル

開場から50年以上が経過し、施設の老朽化が進んだため、2017年2月に約1ヶ月間の改修工事を実施しました。その後、同年3月1日にリニューアルオープンし、ホールは同年3月14日に再開しました。これにより、施設の機能性と快適性が向上し、より多くの市民が利用しやすい施設として生まれ変わりました。

多目的ホール詳細

• - 客席数：350席
• - 舞台面積：間口11m、奥行き4.5m、プロセニアムアーチ高さ5.5m
• - 主な用途：各種発表会、講演会、映画上映会、式典、イベントなど

関連施設

• - 吉祥寺シアター
• - 武蔵野市民文化会館

外部リンク

• - 公式ウェブサイト

武蔵野公会堂は、地域文化の発展と市民の交流を促進する重要な拠点として、今後も多くの人々に利用され続けるでしょう。

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