残響リファレンス

ONE OK ROCK - 残響リファレンス

『残響リファレンス』は、ONE OK ROCKが2011年10月5日にリリースした5枚目のオリジナルアルバムです。前作『Nicheシンドローム』から約1年4ヶ月ぶりのアルバムとなり、バンドの進化と新たな挑戦が込められています。

アルバム概要

このアルバムには、「アンサイズニア」や「Re:make/NO SCARED」といったシングル曲を含む全11曲が収録されています。特筆すべき点として、メンバー自身がニューヨークのSterling Soundにて、テッド・ジェンセンと共にマスタリングを手がけていることが挙げられます。これにより、サウンドクオリティが向上し、より洗練された音作りが実現しました。

アルバムタイトルの『残響リファレンス』には、「前作で響いたものを自分たちで受け止め、参照し、バンドとしてさらに進化したものを築き上げる」という意味が込められています。これは、過去の作品を踏まえつつ、新たな音楽性を追求する彼らの姿勢を表しています。

初回限定盤には、シークレットトラック「たてやま」が収録されている他、カメラマン橋本塁氏がニューヨークでのマスタリング時に撮影したフォトブックや、横浜アリーナでのライブチケット抽選カードが同封されています。

収録曲について

アルバムには、インスト曲「Coda」から始まり、映画主題歌にもなった「LOST AND FOUND」、代表曲の「アンサイズニア」など、バラエティ豊かな楽曲が収録されています。

リードトラックである「C.h.a.o.s.m.y.t.h.」は、PVも制作され、ライブでも定番の曲となっています。タイトルの読み方は「カオスミス」で、メンバーの友人の頭文字から取られています。2020年の配信ライブでは、三浦春馬さんへの追悼の意を込めて演奏されたことも話題となりました。

「世間知らずの宇宙飛行士」は、TomoyaとRyotaが作詞作曲を手がけた全英詞の楽曲で、打ち込みを多用した実験的な要素が取り入れられています。「Let's take it someday」は、Takaがライブでの一体感を意識して制作した楽曲で、ライブではファンと共に盛り上がる定番曲となっています。

「キミシダイ列車」は、「ONE OK ROCK 2009“Emotion Effect”TOUR」で披露されていた未発表ライブ音源をスタジオレコーディングしたもので、アレンジが加えられています。初回限定盤には、シークレットトラック「たてやま」が収録されています。

参加ミュージシャン

本作には、akkinがストリングスアレンジで参加している他、村田泰子（ヴィオラ）、古川淑恵（チェロ）、Kazoo（ピアノ）といったミュージシャンが参加し、楽曲に深みを与えています。

『残響リファレンス』は、ONE OK ROCKの音楽性の幅広さと進化を感じさせる作品であり、彼らの代表作の一つとして、多くのファンに愛されています。

ONE OK ROCKの新たな挑戦が詰まった『残響リファレンス』をぜひ聴いてみてください。

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