映画『毒娘』(どくむすめ)は、
2024年4月5日に公開された日本のホラー
映画で、監督は内藤瑛亮、主演には
佐津川愛美が起用されています。本作はR15+指定で、10代の少女とその新しい家族となる継母との関係を中心に、謎の少女「ちーちゃん」との間で繰り広げられる壮絶な家族の争いを描いています。
この
映画は、2011年にインターネット掲示板で話題となった新婚家族の出来事にインスパイアを受けたオリジナル脚本によって作られています。そして、ちーちゃんのキャラクターデザインは押見修造が担当しており、
映画と連動した漫画『ちーちゃん』が『
週刊ヤングマガジン』にて
2024年第7号から15号まで連載される予定です。この漫画では
映画の前日譚が描かれています。
あらすじ
物語は、深瀬萩乃という女性が中心です。彼女は恵まれない家庭環境から脱却し、夫・篤紘とその娘・萌花との3人で新たな生活をスタートさせます。中古の一軒家に引っ越し、表面的には幸せそうな家庭生活を築いていく萩乃ですが、ある日、萌花からの助けを求める電話がかかってきます。急いで帰宅した萩乃が目にしたのは、見知らぬ少女「ちーちゃん」に襲われている萌花の姿。室内は荒れ果て、萌花の衣服は鋏で切り裂かれていました。
「ちーちゃん」はかつてこの家に住んでいた少女で、以前に起こした事件をきっかけに町を去ったとされています。彼女の出現により、萩乃たちの家族は無意識に隠していた「毒」が次第に暴かれていくことになります。それは一見幸せに見える家族生活の裏に潜む暗い秘密を明らかにし、彼らは次第に悪夢のような日常に引き込まれていくのです。
キャスト
主要キャスト
専業主婦であり、新婚の夫、篤紘とその連れ子・萌花との3人で幸せな家庭を築こうとしている。
中学2年生で、篤紘の連れ子。萩乃とともにダンス衣装を作るなど、家庭内での役割も果たしている。
萩乃の夫で、マーケターとして働く。家族を支えるために奮闘している。
無邪気でありながらも悪意に満ちた少女。家族の秘密を暴き出していく存在。
周辺人物
近所に住むシングルマザー。ちーちゃんのことを知っており、萩乃たちを心配している。
皐月の娘で中学2年生。ダンスに興味を持ち、母から衣装の製作を依頼されている。
制作
映画の制作には内藤瑛亮が監督と脚本を務め、音楽には有田尚史が絡んでいます。また、ちーちゃんのキャラクターデザインは押見修造が手掛けています。製作は「毒娘」製作委員会が行い、配給は
クロックワークスが担当しています。
この
映画は、家族の絆や闇を描くホラーストーリーとして、多くの期待を寄せられています。観る者にとって、何が本当の「毒」なのかを問いかけるような内容になっています。