比例四国ブロック

比例四国ブロックについて

比例四国ブロックは日本の衆議院における比例代表選挙区の一部で、徳島県、香川県、愛媛県、高知県の4つの県から成り立っています。このブロックは衆議院の比例代表11区の中で、定数が最も少なく、現在は6議席が割り当てられています。2021年の人口データによると、比例四国ブロックの人口は約369万人で、同年の横浜市の378万人には及ばず、都道府県別では10位の静岡県より若干上位の位置にあります。

このブロックの歴史を振り返ると、特に2005年の第44回衆議院議員総選挙が注目されます。この選挙では、小泉内閣下での郵政民営化の賛否をめぐり、郵政民営化に反対する自民党出身の政治家たちが新しく結党した保守系の新党が存在しました。しかし、比例四国ブロックではこれらの新党からの候補者は擁立されませんでした。

選出議員と選挙結果

現在、比例四国ブロックから選出される議員は、ドント方式に基づいて議席が配分されています。直近の第49回（2021年）の選挙では、後藤田正純氏が徳島県知事選に立候補し当選したため辞職。これに伴い瀬戸隆一氏が繰り上げ当選を果たしました。過去の選挙を遡ると第48回（2017年）、第47回（2014年）、第46回（2012年）、第45回（2009年）、第44回（2005年）など、さまざまな候補者が選出されてきました。特に2005年には五島正規氏の辞職を受け、高井美穂氏が繰り上げ当選となったことが印象に残ります。

政党別当選者数の変遷

比例四国ブロックにおける政党別当選者数には波があり、特に統計をさかのぼることによって、各選挙回ごとの政党の状況や得票数の変動を観察することができます。例えば、第41回（1996年）から第43回（2003年）にかけては、政党ごとの得票数に顕著な変化が見られました。また、第44回以降も当選者数に影響を与えた各政党の動向が興味深いところです。ただし、立候補しなかった政党や当選者が出なかった場合は、データとして「－」や「0」といった形で表記されています。

関連項目

比例四国ブロックの理解を深めるためには、比例代表制、衆議院比例代表制選挙区の一覧などに目を通すことも有意義です。これにより、日本の選挙制度の全体像をより良く把握できるでしょう。

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