毛利元貞

毛利元貞について

毛利元貞（もうり もとさだ）は1964年12月12日に広島県で生まれた日本の作家であり、元傭兵および軍事アドバイザーです。彼は独自の経歴を持ち、その経験を生かしながら、さまざまな分野で活動をしています。毛利氏は、ボディーガードや特殊部隊の対テロ訓練に関与しながら、作家としても数多くの著作を発表しています。特に彼が提唱する「Personal Defense System（PDS）」は、護身術や危機管理に関する新たなアプローチとして注目されています。

経歴

毛利は広島県立五日市高等学校を卒業した後、1983年に陸上自衛隊に入隊し、山口市の山口駐屯地に配属されました。しかし、約1年後に脱柵し、より実戦的な経験を求めてアメリカへ渡りました。アメリカ海兵隊を志願しましたが、グリーンカードを取得していなかったため入隊はできませんでした。その後、フランスへ渡り、フランス外人部隊に志願して入隊します。ジブチ共和国にある部隊やニームの第2外人歩兵連隊での任務を経た後、彼は3年で脱走を選択しました。

アメリカで射撃を学んだ後、ミシシッピ州にあった傭兵学校で教官として勤務し、カレン民族解放軍にも参加しました。これらの経験を経て、彼はダライ・ラマ14世の警護隊の訓練を行い、日本初のサバイバルスクール「SEAL’s」のインストラクターとしても活躍しました。その後、彼は有限会社モリ・インターナショナルを設立し、危機管理コンサルタントや研修講師として活動を続けています。

護身術と著作

毛利が提唱するPDSは、身体能力に頼らない護身術であり、警備会社や防犯組織でも採用されています。彼の著作には、傭兵時代の経験を反映させた『傭兵マニュアル』や『傭兵修行―世界に冒険を求めて』などがあり、これらは自己防衛や危機管理に関する情報が豊富に含まれています。また、フィクション作品も見られ、例えば『デッドリー・フライト96』や『悪魔のコマンドー―北朝鮮武装工作員』などがあります。

さらに、毛利は犯罪被害者救済活動にも積極的に参加しており、社会貢献の面でも多くの影響力を持っています。また、映画やゲームにおいても監修を行っており、自身の経験を生かして多様なメディアに貢献しています。

まとめ

毛利元貞は、傭兵としての実績と独自の視点を通じて、危機管理や防身術の重要性を広める活動を続けており、その影響力は広がりを見せています。彼の幅広い著作群やトレーニングプログラムは、一般の方々にも役立つ情報が詰まっており、危機管理の専門家としての貢献は非常に大きいと言えます。

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