気になる嫁さん

『気になる嫁さん』

概要

『気になる嫁さん』は、日本テレビ系列で放送された人気テレビドラマで、1971年10月6日から1972年9月27日までの約1年間にわたり放送されました。主演は榊原るみであり、彼女のアイドル的な人気がこの作品を支えました。また、石立鉄男やユニオン映画シリーズの一環としても位置付けられています。

放送データ

この作品は毎週水曜日の夜8時から56分間放送され、全40話で構成されています。撮影には16ミリフィルムが使用され、カラーカメラ作品として制作されました。

あらすじ

物語は清水家の大家族が舞台です。清水家の父、呂之助とその5人の子供たち、そして家政婦のばあやが一緒に暮らしています。ここに、アメリカに留学することが決まった末っ子・純の婚約者、坪内めぐみ（榊原るみ）が「嫁」として同居することになります。物語は彼女の清水家での生活を通じて発生するさまざまな騒動を描いています。

最初は一家の一員として迎えられためぐみでしたが、純の留学先での突然の死を受けて、めぐみは清水家に残り、「ここが私のうちです」と訴えます。このことにより、家族は純の代わりとして、めぐみを大切に扱います。彼女は、周囲から求婚されたり、見合い話が持ち上がったりするも、純に対する貞節を貫きます。呂之助を父のように慕い、兄嫁から追い出されてもすぐに戻ってきて、清水家での生活を続けました。

最終回では、実は生きているはずの父親が病にかかり、パリにいるとの知らせが入ります。めぐみは一旦渡仏を断りますが、両親の不在を感じ、結局清水家を離れることを決意します。しかし、彼女は常に純への愛を抱いており、家族との絆を何よりも大切にしています。

キャストと登場人物

本作品には豪華なキャストが揃っており、榊原るみの他にも佐野周二、水野久美、浦辺粂子などの映画界の著名人が参加しています。また、石立ドラマおなじみの山田吾一、冨士眞奈美らも重要な役割を果たしました。

• - 坪内めぐみ（演：榊原るみ）

- 清水純の婚約者であり、独身の伯母に育てられた。

• - 清水呂之助（演：佐野周二）

- 清水家の父、妻を亡くし20年間やもめぐらし。

• - 清水文彦（演：石立鉄男）

- 清水家の次男であり、特にめぐみに対して好意を寄せている。

• - 清水小夜子（演：水野久美）

- 清水家の長女、彼女の生活も物語の重要な要素となっています。

制作スタッフ

この作品の企画は小坂敬、日本テレビにより行われ、脚本は多数の作家が手掛けました。音楽は大野雄二が担当し、映像制作にはユニオン映画が関与しました。

作品の影響と評価

『気になる嫁さん』は視聴者に深い感動を与え、愛や絆をテーマにしたストーリーは多くの人々の心に残りました。放送後もDVDやBlu-rayとしてリリースされ、今も多くのファンに親しまれています。特に、家族の絆や貞節というテーマは、今なお多くのドラマ作品に影響を与えています。

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