水上桂

水上 桂（みずかみ けい）

水上桂は、2001年7月5日に兵庫県宝塚市で生まれたプロ野球選手で、現在は東北楽天ゴールデンイーグルスに所属しています。ポジションは捕手で、右投右打の選手です。彼の野球人生は幼少期から始まりました。幼稚園の頃から兄の影響で野球を始め、小学校では様々なポジションを経験しました。

経歴

プロ入り前

中学時代は「三田ヤング」というチームでプレーし、2年生までは遊撃手を担当していましたが、3年生になると捕手としての能力を発揮し始めました。その後、高校は明石市立明石商業高等学校に進学。1年春からベンチに入り、1年秋には三塁手にコンバートされてプレーしました。2年夏には第100回全国高校野球選手権に出場し、八戸学院光星戦では2番・一塁手として得点を狙いましたが、チームは惜しくも敗れました。

2年秋には捕手に戻り、秋季近畿大会で準優勝を遂げるなど着実に成長。また、3年春には第91回選抜高等学校野球大会でベスト4に進出。特に注目されたのは、第101回全国高校野球選手権大会での活躍で、2回戦の花咲徳栄戦ではバックスクリーンへの本塁打を放ち、見事に春夏連続のベスト4進出に貢献しました。大会後、彼はU-18日本代表として選出され、パナマ戦で本塁打を記録。この経験が自信を深め、当初の大学進学希望から転換し、プロを目指すことを決意しました。

楽天時代

2019年のドラフトでは東北楽天ゴールデンイーグルスから7位で指名され、契約金2500万円、年俸560万円で仮契約を結びました。背番号は78です。

プロ初年度の2020年はイースタン・リーグで23試合に出場しましたが、打率は.097と厳しいスタート。次の年、2021年にはフレッシュオールスターにも選出され、79試合に出場して打率は.175まで向上しました。

しかし、2022年は課題の打撃が続き、イースタン・リーグでは42試合出場し、打率は.115にとどまりました。彼は10月に育成選手としての契約を打診され、11月には育成契約を結んで新たな背番号022を与えられました。

2023年はさらなる成長を遂げ、イースタン・リーグで打率.278を記録。シーズン終了後には右肘の手術を受けましたが、着実に実力を伸ばしています。

選手としての特徴と個人情報

水上の特筆すべき点は、二塁への正確な送球とキャッチング技術です。彼の送球タイムは1.9秒という優れた数値を誇ります。

また、登場曲としてはBTSの「IDOL」や「FIRE」、TWICEの「Touchdown」などを使用。一方で、2023年には「それ以外の人生なんてありえないや」という楽曲も取り入れ、ファンとの距離を大切にしています。

水上桂の今後の活躍が非常に楽しみです。彼の成長を期待し、さらなる高みを目指す姿に注目が集まります。

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