水沢有美

水沢有美：多彩な才能で輝く芸能生活

水沢有美（みずさわ ゆみ）は、1951年生まれの日本の女優、歌手、声優、そしてYouTuberである。幼少期から芸能界で活躍し、幅広い分野で才能を発揮してきた彼女の多彩なキャリアを紐解いていこう。

輝かしいキャリアの幕開け

6歳で劇団四季の舞台に立ち、12歳では新派の舞台で坂東玉三郎と共演するなど、幼少期から類まれな才能を見せていた。小学生時代にはテレビドラマ『ロック物語』にレギュラー出演。この時、誤って「水沢有美」と表記されたことがきっかけで、以後芸名として使用するようになる。

東宝ニュータレント第5期生として芸能界入りし、前田美波里や豊浦美子らと同期だった。1966年、テレビドラマ『青春とはなんだ』で本格的な女優デビューを果たす。その後も『青春ド真中！』まで続く青春シリーズに多数出演し、若者たちの間で人気を博した。特に1975年の『俺たちの旅』では、いろは食堂の看板娘・奈美役として高い人気を獲得した。

歌手としての成功とユニット活動

女優活動と並行して、歌手としての夢も追いかけていた。1966年10月、西郷輝彦とのデュエット曲「兄妹の星」で歌手デビュー。この曲は70万枚を超える大ヒットとなり、彼女の歌手としての才能を証明した。1973年には、ヤマハ主催のポピュラーソングコンテストで古家杏子と出会い、ユニット「乙女座」を結成。パーカッションとピアノによるデュエットグループとして活動を続け、2005年のデビュー40周年記念ライブを機に活動を再開、現在も不定期にライブを行っている。

多彩な活動と才能

女優、歌手としての活動に加え、声優としても活躍。アメリカの滞在期間を経て帰国後も、NHKの英語講座出演、カルチャー・スクールの英語講師など、多方面で才能を開花させている。日舞坂東流名取、日本泳法有段者であることからも、彼女の多様な才能が伺える。さらに俳句にも造詣が深く、俳誌「炎環」の同人として活動し、2013年には巻頭句に選ばれている。2016年には東久邇宮文化褒賞を受賞している。

ピアノ、日本舞踊、三味線、歌、英会話、パーカッションなど、数々の特技を持つ水沢有美。YouTubeチャンネル『水沢有美の I Love It！』と『水沢有美のキラキララ〜』を開設し、動画配信でも精力的に活動している。

数々の作品

彼女の出演作品は多岐に渡る。テレビドラマだけでも『ロック物語』、『青春とはなんだ』、『俺たちの旅』、『太陽にほえろ！』、『特捜最前線』など、数多くの有名作品に出演。映画やVシネマ、舞台にも数多く出演している。声優としての活動では、『破裏拳ポリマー』、『白バイ野郎ジョン&パンチ』、『シティーハンター』など、人気作品への参加が挙げられる。

まとめ

水沢有美は、6歳での初舞台から現在に至るまで、女優、歌手、声優、YouTuberと、常に挑戦を続け、多方面で活躍してきた稀有な存在である。その活動は、年齢を重ねてもなお衰えることなく、彼女の旺盛な創作意欲と才能の高さを示している。今後も、彼女の更なる活躍に期待したい。

もう一度検索