水瀬団

水瀬団 (みなせ だん) — 熊本からのシンガー

水瀬団は1989年3月31日生まれ、熊本県にルーツを持つ新進の歌手です。彼の音楽的な原点は、阿蘇の大自然に育まれた幼少期にさかのぼります。祖母が日本舞踊を学んでいた影響で、子供の頃から演歌に親しんでおり、その雰囲気を真似て踊ることが多かったといいます。特に彼が2歳の時、2000人もの観客が集まるイベントで、母がトイレに行っている隙に見よう見真似でステージに上がり、即興で踊ったというエピソードが、その後の彼の表現者としての道を示唆しています。

高校3年生の時、彼には悲しい思い出が待っていました。この年、彼は2番目の姉を不慮の事故で失いましたが、姉はいつも「絶対に歌手になった方がいい」と励ましてくれていました。この言葉が彼に力を与え、上京を決意するきっかけとなったのです。

東京に移ってからは、音楽学校で基礎知識を身につけ、ジャズ、ポップス、声楽のレッスンを受けました。卒業後は、バーやライブハウスでのパフォーマンス、さらにはラジオ番組にも出演し、活動の幅を広げていきます。しかし、活動する中で自分の音楽的なルーツに立ち返り、昭和歌謡に情熱を注ぐ決断をしました。

その後、カラオケ大会に参加し、自らの実力を示すこととなります。ついには、2018年からは声楽家・伊藤美子の指導を受け、2019年9月25日に「水瀬団」としてフリーボードからデビューシングル「祈りたいの神様に/乱されて」をリリースしました。音楽活動はすぐに広がり、2023年8月2日には日本クラウンから新作「捜さないでね…/命はひとつ/星の河」を発表しさらなる飛躍を遂げています。

代表作品

水瀬団の音楽は昭和歌謡の影響を色濃く受けています。彼のリリースには、情緒豊かな歌詞と心に残るメロディが特徴です。デビューから様々なシングルを発表しており、それぞれが聴く人々の心を惹きつけています。

メディア出演

水瀬団は音楽活動だけでなく、テレビやラジオへの出演も積極的に行っています。歌謡ポップスチャンネルでのミュージックビデオや、様々なラジオ番組のレギュラーとしても活躍。CRT栃木放送やRKK熊本放送の「つかさ学と水瀬団の歌謡男子会」などにはレギュラー出演し、音楽と自身の魅力を発信しています。また、ゲスト出演も多く、夏木ゆたかのホッと歌謡曲など各種番組で視聴者に彼の歌声を届けています。

最後に

水瀬団は、故郷熊本と日本の伝統音楽への敬意を表しながら、自身のスタイルで音楽を形作っています。彼の今後の活動に注目が集まる中、さらなる成長と新たな挑戦が期待されています。

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