水町みゆ

水町 みゆのプロフィールと棋歴

水町みゆ（みずまち みゆ）は、2001年4月21日生まれの日本将棋連盟関西本部所属の女流棋士です。女流棋士番号は62で、福岡県福岡市出身です。将棋界では、島朗九段に師事し、福岡県立修猷館高等学校を卒業後は九州大学の文学部に在学しています。彼女は将棋を小学1年生の時、5歳年上の兄が通う将棋教室の師範からの誘いを受けて始めました。

将棋の始まりと成長の軌跡

小学4年生からは福岡県大野城市にある「福岡将棋会館」で練習を重ね、小学6年生で女子アマ王位戦を制覇しました。中学2年生になると、九州研修会の第一期生として加入し、着実に昇級しました。2016年の夏には関西奨励会に入会しましたが、成績が思うように伸びず、2017年の夏には退会の選択をしました。

この一時の挫折にもかかわらず、水町はその後、将棋に対する情熱を取り戻します。彼女は2017年9月に九州研修会に再び参加し、2018年4月にはB2に昇級しました。新しく改訂された女流棋士規定により、女流棋士2級の権利も得ることができ、2018年5月1日には連盟関西本部所属の女流棋士2級としてプロ入りを果たしました。この新たな規定によって、研修会B2から女流棋士2級に昇格した最初のケースとなりました。

女流棋士としての活躍

水町みゆは、女流棋士としての道を歩み始めると、順調に成績を上げていきます。2019年1月18日には霧島酒造杯女流王将戦に本戦入りし、女流1級にも昇級。同年度には公式戦で12勝10敗を記録し、年度指し分け以上を達成したことで女流初段に昇段しました。2024年度には1年間の休場が予定されていますが、その活動に期待が寄せられています。

棋風と趣味

水町みゆの棋風は居飛車党で、将棋における彼女のスタイルは安定感があります。また、音楽鑑賞やドッジボールといった趣味を持ち、趣味の幅も多岐にわたっています。関西奨励会在籍中には、福岡県立修猷館高等学校に進学し、その2年次に女流棋士としての地位を確立しました。

2020年3月には九州大学（文学部）に現役合格したこともTwitterで発表し、多忙な中で学業と将棋の両立を図っています。2018年7月22日には福岡市内でプロデビュー記念の祝賀会が開かれ、福岡県出身の女流棋士の誕生は38年ぶりとなり、多くの出席者が集まりました。

メディア出演

また、2019年1月からは自身の名を冠したラジオ番組『女流棋士水町みゆの、まるで将棋だな』に月2回レギュラー出演し、将棋の魅力を広めながら、自己の存在感を高めています。この番組は同年12月に終了しましたが、彼女の活動の一環として特別な意味を持っていました。

まとめ

水町みゆは、若手女流棋士として将棋界に新たな風を吹き込む存在として期待されています。彼女のこれまでの成績と今後の可能性、将棋に対する情熱は多くのファンに愛されており、将来の活躍が楽しみです。

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