氷見市消防本部

氷見市消防本部の概要と沿革

氷見市消防本部（ひみししょうぼうほんぶ）は、富山県氷見市に位置し、市全域を管轄していた消防機関です。2021年4月1日より消防事務が高岡市消防本部に委託されたことにより廃止されました。ここでは、氷見市消防本部の詳細や歴史について振り返ります。

基本情報

消防本部は氷見市加納387-1に所在し、管内面積は230.56平方キロメートルでした。職員数は57人で、消防署は1か所ありました。2020年4月1日時点では、以下の主力機械が配備されていました。

• - 水槽付消防ポンプ自動車：2台
• - 普通消防ポンプ自動車：2台
• - 多目的消防ポンプ自動車：1台
• - 化学消防車：1台
• - 高規格救急自動車：3台
• - 救助工作車：1台
• - 資材搬送車：1台
• - 指揮車：1台
• - 指令車：1台
• - 消防艇：1隻
• - その他の機械：5台

また、氷見市消防団にも20台の消防ポンプ車が存在しました。

沿革

氷見市消防本部は1948年に設立され、当初は氷見町消防本部・氷見町消防署として運営されていました。1952年に市制施行に伴い、名称が氷見市消防本部・氷見市消防署に変更されました。

1962年には消防庁舎が完成し移転し、1966年からは救急業務が始まりました。1972年には屈折はしご付消防自動車が配備され、続いて1974年には化学消防自動車、1979年には救助工作車が追加されています。1984年には消防本部に課制が導入され、1990年には新しい消防庁舎が竣工して移転しました。

1994年には高規格救急自動車が配備され、1996年には30メートル級のはしご付消防自動車が導入されました。そして2021年4月1日、高岡市に消防事務が委託される形で氷見市消防本部は廃止されました。

組織

氷見市消防本部の組織は、消防総務課をはじめ、総務係、警防係、予防課、指導係、調査係などで構成されていました。また、消防署内には消防救助係や救急係といった部門が存在し、各種緊急事態に対応していました。

本部の廃止に伴い、氷見市消防署は「高岡市消防本部氷見消防署」に改組されました。さらに、新たに氷見市柳田に氷見消防署柳田出張所が設置され、地域住民の安全確保が図られました。

このように、氷見市消防本部は地域の消防体制に多大な役割を果たしてきましたが、最近の組織変更によりその存在が一旦幕を閉じています。現在は新たな体制の下、引き続き地域の安全を守るべく努力が続けられています。

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