永井ますみ

永井ますみ（ながい ますみ）は、1948年に鳥取県に生まれた日本の詩人です。長年にわたり詩作活動を続け、現代詩の領域で独自の表現を追求しています。

詩人としての経歴と活動

永井ますみは、これまでに数多くの詩集や著作を発表し、その豊かな言葉の世界で多くの読者を魅了してきました。詩人としての活動は創作にとどまらず、現代詩の普及と振興にも情熱を注いでいます。

詩壇においては、詩誌「現代詩神戸」の主宰を務め、新しい才能の育成や詩の交流の場を提供しています。また、詩誌「リヴィエール」の同人としても活動しており、詩作における研鑽を積んでいます。加えて、日本詩人クラブ、関西詩人協会、兵庫県現代詩協会、ひょうご日本歌曲の会など、様々な文学・芸術団体に所属し、詩を通じた幅広い文化活動に参加しています。

詩の魅力をより多くの人々に伝えるため、朗読会を積極的に行い、自身の詩だけでなく現代詩全般の普及に努めています。また、詩書の批評を手がけ、詩の世界の動向に対する洞察を示しています。詩の講座を開催し、詩作に関心を持つ人々への指導や、現代詩への理解を深める活動も行っています。

受賞歴

詩人としての功績は高く評価されており、特に詩集『愛のかたち』によって、第21回富田砕花賞を受賞しました。この受賞は、永井ますみの詩業における重要な節目の一つと言えるでしょう。

主な作品

永井ますみは、精力的に作品を発表し続けています。主な詩集および著書は以下の通りです。

詩集

『風の中で』(1972年、新詩流社)
『街』(1974年、VAN書房)
『コスモスの森』(1982年、近文社)
『うたって』(1986年、近文社)
『時の本棚』(1995年、摩耶出版)
『おとぎ創詩・はなさか』(1996年、竹林館 ISBN 4924691488)
『ヨシダさんの夜』(2002年、土曜美術社出版販売 ISBN 978-4812013625)
『弥生の昔の物語』(2008年、土曜美術社出版販売 ISBN 978-4812016701)
『短詩抄』(2009年、山の街企画)
『詩集 愛のかたち　(21世紀詩人叢書・第2期)』(2009年、土曜美術社出版販売 ISBN 978-4812017814)
『永井ますみ詩集 （新・日本現代詩文庫110）』(2013年、土曜美術社出版販売 ISBN 978-4812020456)
『万葉創詩　いや重け吉事』(2018年、竹林館 ISBN 978-4860003814)

著書

『弥生ノート』(2009年、山の街企画)
『永井ますみの万葉かたり　古代ブロガー家持の夢』(2018年、竹林館 ISBN 978-4860003845)

これらの作品群は、永井ますみの探求してきた詩の世界の広がりと深さを示しています。詩作、普及、そして詩壇への貢献を通じて、日本の現代詩壇において確固たる地位を築いている詩人です。

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