永友洋司

永友洋司: ラグビー界の先駆者

永友洋司（ながとも ようじ）は、1971年生まれの元ラグビー選手であり、現在は指導者としてジャパンラグビーリーグワンの横浜キヤノンイーグルスにおいてゼネラルマネージャーを務めています。また、2024年6月1日からは日本ラグビーフットボール協会に所属し、15人制男子日本代表のチームディレクターを務めることが決まっています。

プロフィールとラグビーキャリアの始まり

宮崎県都農町出身の永友は、都城高校に入学後にラグビーを開始しました。彼がラグビーを始めるきっかけは、兄の影響や1985年に行われた日本対フランス戦で地元出身の選手が活躍する姿を見たことです。高校ではその才能を発揮し、1987年の全国高校ラグビー選手権では見事にベスト4に進出し、高校日本代表にも選出されました。

1989年、明治大学に進学すると、大学ラグビーでも輝かしい成績を残しました。1年次から試合に出場し、対抗戦グループでの3連覇や大学選手権での連覇に貢献。大学4年生の時には主将も務め、多くの年代別日本代表にも選出されました。

現役時代のハイライトと引退後

卒業後、永友はサントリーに入社。この時も小西義光という先輩選手に強い憧れを持っていました。1993年には、エディンバラで開催された第1回ラグビーワールドカップセブンズの日本代表に選ばれ、その後サントリーでのレギュラーの地位を確立します。1995年からは第八代主将を務め、チームをリードしました。

彼の現役時代の中でも特に語り草となるのが、第48回全国社会人大会です。サントリーは強豪の神戸製鋼との対戦に臨み、決勝トーナメントでは永友のペナルティゴールが同点に導き、その後も接戦を制して優勝を飾りました。その後、三洋電機との決勝戦でも劇的な展開の末、サントリーは初優勝を遂げ、永友はチームの黄金期を築く一翼を担いました。2002年に現役を引退した後は、指導者の道を進み、2006年までサントリーサンゴリアスの監督を務めました。

指導者としての活動

指導者としてのキャリアを経て、永友は多くのポジションで経験を積みました。仙台ラグビースクールのコーチや、日本A代表のアシスタントコーチを務めた後、2012年から2017年1月までキヤノンイーグルスの監督を務めました。

その後2017年3月には、15人制日本代表の強化部長および強化副委員長に就任し、同年9月にはキヤノンイーグルスのGMに就任しました。また、彼は東日本大震災復興プロジェクト「スポーツこころのプロジェクト」にも関与し、ラグビーを通じた地域振興や啓蒙活動にも力を入れています。

最後に

永友はラグビーを始める前にサッカーを経験しており、その影響でキックの技術や精確さに定評があります。彼の強い精神力や決断力は、全国大会での同点に持ち込むプレーに顕著に表れています。2024年から新たな役割を担うことになった永友洋司は、日本ラグビー界において再び注目の存在となるでしょう。

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