永島由子

永島由子について

永島由子（ながしま ゆうこ）は、1970年7月3日生まれの日本の声優およびナレーターで、大阪府出身です。現在、アミュレートに所属しており、声優業だけでなく、ナレーションなど幅広く活動しています。彼女は個人的な生活も充実しており、声優の上田燿司と結婚し、2008年5月には女児を出産しています。

来歴

永島は子供の頃、テレビに夢中でした。その影響で、画面の向こう側の世界に強い憧れを抱いていました。大阪で生まれ育った彼女ですが、母親は福岡県出身で、関西弁を嫌う父親の影響を受けて、標準語で話すことが多かったとのことです。

大学では関西外国語短期大学を卒業後、青二塾大阪校にて声優の道を歩み始めます。アルバイト先の書店で見かけた声優養成所の生徒募集チラシに触発され、友人と共に受験。思いがけず合格し、声優を目指すことになりました。最初はOLとして働きながら養成所に通い、その期間は非常に辛かったと振り返っています。

声優活動を始めた当初は、テレビレポーターや顔出しの仕事が中心でした。しかし、顔出しの仕事には向いていないと感じ、次第に声の仕事に興味が移っていきました。アテレコやラジオなど、よりリラックスして取り組める仕事の方が自分に合っていると気づきました。しかし、周囲からは声や演技に限界があると指摘され、一時は悩みもしたようです。

それでも、『覇王大系リューナイト』のオーディションに合格が決まった際、周囲に知らない人ばかりだったため、固定観念に縛られずに役に没頭できました。これを契機にアニメの世界への愛着を深め、自身に新たな仲間ができたことに喜びを感じたと話しています。2020年には、青二プロダクションを退所し、アミュレートに移籍しました。

プロフィール

永島由子の夫は、同じく声優として活躍する上田燿司です。彼女の声域はD3からA5までとなっており、方言としては大阪弁が得意です。この多様な声の使い分けを活かして、様々なアニメやゲームで活躍しています。

出演作品

永島由子は、1992年からの数多くのテレビアニメや劇場版アニメ、OVA、ゲーム、ドラマCDなどに参加してきました。彼女が演じたひとつひとつのキャラクターは、多様であらゆるジャンルに渡ります。主な出演作には、『それいけ!アンパンマン』のスリコギ坊主（初代）、『SLAM DUNK|SLAM_DUNK』の相田弥生、『美少女戦士セーラームーン』シリーズの小学生・看護師、さらに最近は『ライザのアトリエ』に登場するミオ・シュタウトなどが含まれます。

特に、アニメ『クレヨンしんちゃん』では多くのキャラクターを演じ、長期にわたってその声を愛されてきました。また、映画版『名探偵コナン』シリーズやWebアニメの出演も忘れがたく、今なお数多くのファンに支持されています。

おわりに

永島由子は大阪出身の声優として、長年にわたる実績を誇ります。彼女の声優としての魅力は、幅広い役柄を演じることだけでなく、キャラクターに命を吹き込むその情熱にもあるでしょう。夫との幸せな家庭生活と共に、これからも更なる活躍が期待される声優です。

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