永川光浩(ながかわ みつひろ)
永川光浩は
1987年11月2日、
広島県三次市に生まれた元
プロ野球選手であり、ポジションは
投手でした。左投左打の彼は、
プロ野球選手として育成選手としてのキャリアを歩みました。彼の兄、
永川勝浩も
プロ野球選手であり、広島東洋カープで同僚として活躍していました。
経歴
プロ入り前
光浩は小学校3年生から野球を始め、兄と同じく
投手に転向しました。
広島県立三次高等学校ではエースとして活躍しましたが、肘の故障に悩まされ、3年生の夏には控えに回ってしまいました。最終的な夏の大会では、チームは県大会の決勝戦で敗れ、甲子園出場は叶いませんでした。その後、
龍谷大学に進学し、2年生の秋にはベンチにも入るようになりましたが、肘の故障が影響し、キャリアの初めは思うようには進みませんでした。彼の初
登板は4年生の春、長い間待たされての登場でした。
2009年のドラフトで、彼は広島東洋カープから育成選手として指名され、入団が決まりました。
プロ入り後
プロ生活が始まると、2012年3月27日には
四国アイランドリーグplusの
徳島インディゴソックスに派遣されることが発表されます。しかし、その後、同年の10月3日に球団から契約を結ばないことが告げられました。それでも、11月12日に育成選手として再契約し、さらなるチャンスを得ました。
2013年には
香川オリーブガイナーズに所属し、再び四国アイランドリーグでの成長を目指してプレーしましたが、同年の
10月31日に自由契約となります。再び11月8日に育成選手として再契約し、彼のプロ野球生活は続きました。
しかし、2014年10月2日には戦力外通告を受け、現役を引退することが決まりました。5年間のプロ生活で支配下登録は果たせず、同月31日には自由契約公示が行われました。引退後は
広島県内の物流会社に就職することが決まり、新たな生活に踏み出しました。
選手としての特徴
光浩は身長が高く、その体格から最速142km/hの直球を投げることができました。また、スライダーやカーブ、
フォークボールなど多彩な変化球も特徴であり、軟投派の
投手として知られていました。本人の言葉を借りれば、「キレで勝負」と語っており、パワー系の兄とは異なるスタイルで注目を集めました。
各種記録
選手としては一軍公式戦には出場していませんが、独立リーグでの
投手成績は残されています。背番号は120(2010年 - 2014年)、
徳島インディゴソックスでは28、
香川オリーブガイナーズでは17を背負いました。
まとめ
永川光浩の
プロ野球選手としての道のりは、故障や契約の波乱に満ちたものでした。それでも、彼は兄と比較されながらも、自身の持ち味を活かして成功を収めようと努力し続けました。引退後の彼の道筋も注目されており、今後の活躍が期待される人物です。