永福出入口

永福出入口について

永福出入口は、東京都杉並区と世田谷区の境界付近に位置する、首都高速4号新宿線のインターチェンジです。この出入口は、上下線双方に設けられたフルインターチェンジであり、甲州街道（国道20号）に接続しています。

構造としては、変形ダイヤモンド型を採用しており、首都高速の高架下を並行する国道20号に接続しています。ただし、入出路と甲州街道の松原和泉立体（井の頭通りとの交点）が近接しているため、甲州街道へは、同街道の側道を通じて接続する形となっています。

下り線入路

首都高速4号線の下り線において、永福出入口は最後の入路となります。高井戸ICには下り線の入口が存在しないため、中央自動車道方面から首都高速を利用する際には、実質的に最も近い入口となります。

永福入口から高井戸までの区間は特定料金区間として設定されており、通常の東京線の均一料金とは異なる、より安価な料金が適用されます。具体的には、普通車300円、大型車600円です。なお、首都高速は2012年から距離別料金制に移行しましたが、ETC搭載車が中央自動車道へ乗り継ぐ場合、会社間乗継割引により、以前と変わらない料金（普通車300円、大型車600円）が適用されます。ただし、永福から高井戸のみを利用する際の特定料金は廃止されました。現金払いの場合、本来は距離制料金の最高額が適用されますが、永福から高井戸、または中央道を利用する場合は、ETC利用時と同額の普通車500円、大型車1000円となります。

上り線出路

上り線出口では、ETC車両に対してのみ特定料金が適用されます。永福料金所で一旦東京線の均一料金が徴収されますが、出口ランプで払い戻し処理が行われます。ETCを利用しない場合は、出口ランプに料金所施設を設置するスペースがないなどの理由から、特定料金は適用されません。

また、上り線においては、東京都区内の主要環状道路である環七通りへの最寄り出口となっています。

周辺施設

永福出入口の周辺には、以下の施設が存在します。

築地本願寺和田堀廟所
明治大学和泉キャンパス
明大前駅
下高井戸駅
国道20号（甲州街道）
東京都道318号環状七号線（環七通り）

関連事項

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