江口のりこ(えぐち のりこ)
概要
江口のりこは
1980年4月28日に生まれた日本の女優で、本名は江口徳子。
兵庫県の姫路市にある夢前町に生まれ、現在はノックアウト事務所と劇団東京乾電池に所属しています。彼女は姉妹の4人兄妹の一人で、一卵性双生児の姉と妹がいます。
人生とキャリア
中学卒業後、高校には進学せずにアルバイトに従事していた江口は、神戸市の
映画館で
映画女優になる夢を抱くようになります。彼女はかねてから憧れていた岩松了が所属していた劇団東京乾電池のオーディションに応募し、
1999年に研究生として入団。
2000年に劇団に正式に加入し、母国に戻った誕生日にあたる日が入所式でした。
上京当初、江口は持ち金が2万円しかなく、すぐに新聞配達の仕事を始めるなど苦労しました。その小さなアパートでの生活は非常に質素で、風呂がない3畳の部屋に住んでいたといいます。彼女は劇団の座長である
柄本明と非常に親しい関係にあり、後年のインタビューではそのことを明かしています。
2002年、江口は『金融破滅ニッポン 桃源郷の人々』で
映画デビューを果たし、その後
2004年には主演を務めた『月とチェリー』で注目を集めました。2021年にはドラマ『ソロ活女子のススメ』で連続ドラマの初主演を果たしています。
プライベート
江口のりこの身長は170cmで、血液型はO型です。特技には
ピアノと中距離走があり、自らの好みについて「自分が作るごはんが一番好き」と話す自炊派でもあります。また、彼女はアナウンサーの
安住紳一郎に強い憧れを抱いていると公言しています。
彼女は同業者で親しい友人に女優・
真木よう子がいて、忙しく多忙な日々を送っているため、1年近く会えないこともあったと語っています。しかし、友人に対して非常に深い思いを抱いており、距離感を重視するような感情を持っていると話しています。
出演作品
江口のりこはさまざまなジャンルの
映画や
テレビドラマに出演しています。以下に彼女の主な出演作品を紹介します。
- - 警部補 佃次郎12 死にいそぐ女(2001年、日本テレビ)
- - 時効警察シリーズ(2006年-2019年、テレビ朝日)
- - マッサン(2014年-2015年、NHK)
- - 連続テレビ小説 あんぱん(2025年、NHK)
- - ソロ活女子のススメシリーズ(2021年-2024年、テレビ東京)
- - 金融破滅ニッポン 桃源郷の人々(2002年)
- - 月とチェリー(2004年)
- - 嫌われ松子の一生(2006年)
- - SPEC〜零〜(2013年)
- - 事故物件 恐い間取り(2020年)
受賞歴
映画『お姉ちゃん、弟といく』での演技が評価され、2006年度にシネアスト・オーガニゼーション・大阪エキシビションで女優賞を受賞しました。また、2020年には第44回
日本アカデミー賞で優秀助演女優賞を受賞するなど、彼女の演技力は高く評価されています。
江口のりこは、その魅力的な演技と多様なキャラクターで、多くの観客を惹きつけ続けている女優です。今後も彼女の活躍が楽しみです。