江口未来子

江口未来子 (えぐち みきこ)

江口未来子は1991年3月6日生まれ、愛知県稲沢市出身の女子ソフトボール選手です。ポジションは外野手で、現在はイタリアのセリエA1リーグに所属するMKFボッラーテでプレーしています。また、江口は日本代表にも選出された経験があります。

経歴

江口は高御堂小学校5年生の時にソフトボールを始め、すぐにその才能が開花しました。小学6年生の時には全国大会に出場し、小学生の日本代表に選ばれるなど、早くから頭角を現しました。その後、稲沢中学校、東海学園高等学校に進学し、高校3年生の2008年には春の選抜大会で全国優勝を果たしました。

2009年には地元愛知県の実業団チーム、デンソーに入団し、日本リーグ1部でのキャリアをスタートさせます。2016年には現役引退を考えるも、日本代表に初選出されたことをきっかけに進退を見直しました。2018年には東京オリンピック日本代表候補に名を連ね、2019年には豊田自動織機シャイニングベガに移籍します。

2020年には新型コロナウイルス感染拡大により東京オリンピックが延期され、長年の夢である海外リーグ挑戦を決意し、日本代表を辞退しました。その後、豊田自動織機シャイニングベガも退団。海外プロリーグへの挑戦が期待されたものの、トレーニングの途中で渡米を断念し、2021年には日本リーグ1部の戸田中央総合病院メディックスに入団しました。

戸田中央では2022年までプレーし、その後、2023年にイタリアのMKFボッラーテに移籍します。この移籍によって、彼女はJDリーグから初めてイタリアリーグに挑戦した日本人選手の一人となりました。

特に2023年4月1日に行われたシーズン開幕戦では、元日本代表の相馬里砂と対戦し、江口は1番ライトとしてスタメン出場を果たしました。この試合は8-3でMKFボッラーテが勝利しました。また、同年8月にはカロンノ・ペルトゥゼッラで開催された欧州カップウィナーズカップに出場し、全試合に1番ライトとしてスタメンでプレー。決勝ではオランダのチームに敗れましたが、準優勝に貢献する活躍を見せました。

選手としての特徴

江口未来子の最大の強みはその俊足と巧打です。自らもその特性を十分に理解しつつ、出塁率を高めることを意識してプレーしています。日本代表監督の宇津木麗華は、江口の足の速さを「日本で一番速い」と評しています。実際、東京オリンピックでは1番ライトでの起用が期待されていました。

人物・エピソード

江口の人物背景には、元プロ野球選手の江口亮輔が実兄であるということがあります。家族的な影響もある中で、彼女のソフトボールへの情熱や野球に対する理解が深まったのかもしれません。

詳細情報

• - 背番号: 25（2009 - 2018）、3（2019 - 2020）、11（2021 - 2022）

江口未来子の輝かしいキャリアやプレースタイルは、これからも多くのファンに愛され続けることでしょう。

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