江守徹

江守 徹のプロフィール

江守徹（えもり とおる、本名：加藤 徹夫）は、1944年1月25日生まれの日本の俳優、タレント、ナレーター、劇作家、演出家、翻訳家です。東京都新宿区出身で、文学座に所属しています。身長171cm、体重75kgの体格を持ち、血液型はA型です。彼は、フランスの劇作家モリエールの名前に由来した芸名を使用しています。

芸名の由来と俳優としての道

江守は、文学座への入所時に同じ姓を持つ俳優たちが多く存在したため、芸名を考案しました。最初は「もりえるい」という名前を思いつきましたが、より分かりやすく、個性を出すために「えもり」と本名の「徹」を組み合わせた「江守徹」となりました。

経歴と活動

幼少期から映画に親しみを持ち、板橋区立志村第一中学校及び東京都立北園高等学校で演劇部に所属。高校を卒業した後、19歳で文学座に入団しました。1963年に初舞台を踏んだことで俳優としてのキャリアが始まり、次第にその実力を周囲に認められるようになりました。

1980年代以降、彼は数多くの舞台作品に出演し、俳優だけでなく演出や台本執筆まで手掛けるようになりました。シェイクスピアの作品も得意とし、専門的な知識と技術を活かして日本に多くの新劇を紹介してきました。また、舞台だけでなく、テレビドラマや映画でのナレーション活動も行っています。

特筆すべき出演作品

江守は、多数の舞台やテレビドラマで活躍しました。1966年のNHK大河ドラマ『源義経』から2015年までの間、19作品に出演してきました。また、2007年には軽度の脳梗塞を経験するものの、すぐに仕事に復帰し、2016年には文学座の劇団代表に就任。その任期を2022年まで務めました。

プライベートと人間性

俳優座の女優・石橋智子と1971年に結婚し、3人の子供をもうけました。彼の私生活は公にはあまり明かされていませんが、本業と私生活の両方で真剣に取り組んでいることが知られています。バラエティ番組にも多く参加しており、特に中尾彬と共演することが多かったことから、観客にも楽しい印象を与えていました。

最近の活動

彼は、俳優としての活動だけでなく、教育的な側面にも意識を向け、後進の指導にも力を入れています。評論家や演出者としても高く評価され、多くの作品にその名を残しています。江守徹の多岐にわたる業績と活動は、今後も日本の演劇や映像業界に影響を与え続けることでしょう。

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