江戸木純

江戸木純のプロフィール

江戸木純（えどき じゅん、1962年生まれ）は、日本の映画評論家であり、有限会社エデンの代表取締役です。彼の本名は古谷文雄（ふるや ふみお）で、ペンネームは映画監督エド・ウッド・ジュニアから取られました。江戸木は1962年に東京都で生まれ、その後映画業界でのキャリアを歩み始めました。

映画業界でのキャリア

江戸木は、東北新社やギャガといった企業で、外国映画の買い付けを担当していました。彼は『死霊の盆踊り』や『ベルリン忠臣蔵』をはじめとする多数の劇場未公開映画の宣伝にも携わりました。独立後は「行動的批評」という理念を掲げ、映画評論家としての活動を本格化させました。特に日本未公開作品である『ムトゥ 踊るマハラジャ』、『ロッタちゃん』、『処刑人』などを紹介し、多くのファンを惹きつけることに成功しました。

1998年11月、彼は妻と共に有限会社エデンを設立し、ここから外国映画の配給にも取り組み始めます。また、映画制作にも興味を示し、2002年には日中合作の『王様の漢方』、2004年には日本の『丹下左膳・百万両の壺』で製作と脚本を手掛けました。

ゾンビ映画祭とその影響

さらに、彼の活動の一環として、2011年2月にはイギリスから超低予算のゾンビ映画『コリン LOVE OF THE DEAD』の買い付けを行い、作品のプロモーションを兼ねて、第一回東京国際ゾンビ映画祭を開催しました。この映画祭は日本のゾンビ映画界に新しい風を吹き込み、多くの映画ファンから注目を浴びました。

著書と翻訳

江戸木は映画に関する多くの著書も執筆しており、その中には『地獄のシネバトル―世紀末映画読本』、共著である『地獄のハリウッド―SEXと殺人とスキャンダルの映画史』、また『インド極楽映画最高傑作 ムトゥ踊るマハラジャのすべて』などがあります。これらの書籍を通じて、映画の魅力だけでなく、その裏側にある様々な情報をファンに提供しています。特に『映画突破伝―「人肉饅頭」から「クイーン・コング」まで』や『関根勤×江戸木純 シネマ十番勝負』は彼の幅広い知識と独自の視点を反映した作品です。

翻訳活動も行い、2002年には牛波著の『王様の漢方』を講談社から出版しました。このような多岐にわたる活動により、江戸木純は国内外の映画界で重要な立ち位置を築いています。

まとめ

江戸木純は、その独自の視点と行動力により、日本の映画文化において重要な存在であり続けています。彼の活動は現代の映画批評のあり方や外国映画の普及に大きな影響を与えています。これからも彼の活動から目が離せません。

もう一度検索