池尻茉由

池尻茉由の経歴



池尻茉由（いけじり まゆ）は、1996年12月19日生まれ、熊本県荒尾市出身の元女子サッカー選手です。彼女は主にフォワードとしてプレーし、女子サッカーの分野で多くの実績を残してきました。また、彼女の実姉である池尻凪沙も女子サッカー選手として知られています。姉妹は双子ですが、池尻茉由は「見た目は似ていると言われることが多いけれど、二卵性の双子」と自身の特徴を語っています。

幼少期からのサッカーキャリア



茉由は、姉と共に幼少期からサッカーに親しみ、熊本のMELSA熊本FCでサッカーの基礎を築きました。彼女は高校時代にさらなる成長を遂げ、2012年に家族と共に兵庫県に移り住み、日ノ本学園高等学校に進学しました。この学校は女子サッカーの名門として知られ、多くの選手が巣立っています。ここでは、田邊友恵コーチの指導を受け、後に日本女子代表に選ばれる選手たちとともに練習に励みました。

高校時代の活躍



高校2年目の2013年度、第22回全日本高等学校女子サッカー選手権大会で、茉由は決勝において藤枝順心高等学校相手に得点を挙げ、優勝に貢献しました。3年目には、全国高等学校総合体育大会で京都精華高等学校相手に先制点を決め、チームに3連覇をもたらしました。このように彼女は、チームの中心選手として活躍し続けました。

大学進学とプロ入り



2015年には吉備国際大学に進学し、社会科学部スポーツ社会学科で学びながら、サッカー部に所属しました。大学でのプレーでも成果を上げ、特に2018年度には岡山湯郷Belleへのレンタル移籍中にチャレンジリーグで17得点を挙げ、リーグの得点王に輝きました。

その後、大学卒業を控えた2019年にはプロ選手としての道を選び、大韓民国の水原WFCに入団しました。その際、彼女の名前はハングルで「이케지리 마유」と表記されます。茉由は韓国リーグでもその実力を証明し、2019年8月の女子サッカー選手権決勝では2ゴール1アシストを記録する活躍を見せました。

2020年には日本のマイナビベガルタ仙台レディースに完全移籍し、双子の姉と久々にチームメイトとなりましたが、2022年には現役を引退することを発表しました。

代表歴



茉由は2019年、なでしこジャパンに初めて召集されました。同年のEAFF E-1サッカー選手権では、韓国戦でスタメン出場を果たし、自ら獲得したPKを自ら蹴って代表初得点を挙げました。これにより、彼女は日本女子サッカー界においても重要な役割を果たす選手として認識されることとなります。

個人成績とタイトル



クラブ成績



代表成績



タイトル



茉由の活躍は、彼女自身だけでなく、女子サッカー全体の発展にも寄与しました。今後の彼女の新たな挑戦に注目が集まります。

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