池袋ターミナルビル

池袋ターミナルビル株式会社は、かつて商業施設、オフィスビル、ホテルを運営していたJR東日本グループの企業でした。2010年4月1日に株式会社JR東日本ビルディングに吸収合併され、その歴史に幕を閉じました。

運営していた施設

池袋ターミナルビル株式会社は、以下の施設を運営していました。

ホテルメトロポリタン (1985年6月開業 - 2004年4月運営移管)
洗練されたデザインと上質なサービスで、ビジネスや観光の拠点として親しまれていました。2004年4月以降は運営が移管されています。
メトロポリタンプラザビル (1992年6月開業 - 2010年4月運営移管)
池袋駅西口に位置する複合施設で、ショッピングセンターとオフィスで構成されていました。こちらも2010年4月に運営が移管されています。
メトロポリタンプラザ・ショッピングセンター (地下1階から10階)
ファッション、雑貨、レストランなど、多彩な店舗が集まるショッピングセンターでした。駅からのアクセスも良く、多くの買い物客で賑わっていました。
メトロポリタンプラザ・オフィスタワー (11階から21階)
最新の設備を備えたオフィスフロアは、様々な企業に利用されていました。池袋のランドマークとして、その存在感を示していました。

沿革

池袋ターミナルビル株式会社の沿革は以下の通りです。

1981年11月 - 池袋ターミナルホテル株式会社設立
ホテル事業を専門に行う会社として設立されました。
1985年6月 - 西池袋に「ホテルメトロポリタン」開業
池袋ターミナルホテル株式会社が運営する最初のホテルとして開業し、池袋エリアのホテル需要を支えました。
1986年10月 - （旧）池袋ターミナルビル株式会社に商号変更
メトロポリタンプラザ事業への進出に伴い、商号を変更し、事業領域を拡大しました。
1992年6月 - 池袋駅西口に「メトロポリタンプラザ」開業
池袋駅西口にメトロポリタンプラザを開業し、商業施設・オフィスビル事業を本格的に開始しました。駅周辺の活性化に大きく貢献しました。
2004年4月
メトロポリタンプラザを運営する「プラザ事業本部」について会社分割を行い、（新）池袋ターミナルビル株式会社を新設。
ホテル運営事業が残る（旧）池袋ターミナルビル株式会社は、株式会社ホテルメトロポリタン（現・日本ホテル株式会社）に商号変更。
事業の効率化と専門性の強化を目的とした組織再編が行われました。これにより、ホテル事業とプラザ事業が分離されました。
2010年4月1日
メトロポリタンプラザショッピングセンター運営事業について、会社分割（吸収分割）を実施し、株式会社ルミネに継承させる（施設は「ルミネ池袋」に改称）。
メトロポリタンプラザ全体の管理運営事業が残る池袋ターミナルビル株式会社は、株式会社JR東日本ビルディングに吸収合併され、解散。
ルミネへの事業承継により、ショッピングセンターの運営ノウハウがより専門的に活用されることとなりました。また、JR東日本ビルディングへの吸収合併により、グループ全体の経営資源の効率化が図られました。

池袋ターミナルビル株式会社は、ホテルメトロポリタンやメトロポリタンプラザなどの施設を通じて、池袋の発展に大きく貢献しました。解散後も、これらの施設は形を変えながら、池袋のシンボルとして人々に親しまれています。

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