池野隆光

池野隆光

池野隆光（いけの たかみつ、1943年9月20日 - ）は、日本の実業家であり、ウエルシアホールディングスの代表取締役会長兼社長を務めています。また、日本チェーンドラッグストア協会会長としても業界を牽引しています。広島県出身。

略歴

池野隆光は、1966年3月に大阪経済大学経済学部を卒業後、同年4月に全薬工業に入社しました。その後、1971年6月に埼玉県坂戸市で池野ドラッグを開業し、店名を「トップ」としました（後に株式会社池野）。

2002年3月、株式会社池野は株式会社グリーンクロス・コア（後のウエルシア関東、現：ウエルシア薬局）に吸収合併され、池野自身もグリーンクロス・コアに入社しました。同年11月には、同社の取締役副社長商品本部長に就任し、2004年11月には取締役副社長営業本部長に就任しました。

2008年9月、ウエルシアホールディングス取締役グループ総務本部長に就任。同年12月にはウエルシア関東の取締役にも就任しました。2009年1月には、寺島薬局（現：ウエルシア介護サービス）の代表取締役社長に就任。同年11月、ウエルシアホールディングスの取締役に就任しました。

2010年9月、ウエルシア関東の代表取締役社長に就任。同年11月には寺島薬局の取締役にも就任しました。2011年9月、ウエルシアホールディングス取締役副社長、寺島薬局代表取締役会長に就任しました。

2013年3月1日、ウエルシアホールディングスの創業者である鈴木孝之の後継として、同社の代表取締役会長に就任しました。鈴木孝之が2014年3月13日に死去する前に、イオン代表取締役社長の岡田元也と面会し、ウエルシアをイオングループに託すことを決意しました。池野隆光は鈴木の遺志を継ぎ、2014年4月14日にウエルシアホールディングスをイオンの連結子会社とする方針を発表しました。記者会見で池野は「イオンとの関係を深め、有望市場で一気に頂点まで駆け上りたい」と述べ、岡田は「鈴木氏の夢であった日本一のドラッグストアをぜひとも達成したい」と語りました。

2016年には、マツモトキヨシホールディングスを抜き、ドラッグストア業界でトップの売上高を達成しました。2019年6月には、日本チェーンドラッグストア協会の会長に就任し、業界の発展に貢献しています。

2024年4月18日、松本忠久社長が社外女性との不倫により辞任したことを受け、ウエルシアホールディングスの社長を兼務することになりました。

テレビ出演

日経スペシャル カンブリア宮殿 便利さを極め街のインフラに！ ドラッグストアの新王者・ウエルシア（2018年5月31日、テレビ東京）

著書

差別化を以て戦わずして勝つ 誇り高き企業集団ウエルシアの挑戦（2020年10月29日、評言社）ISBN 9784828207155

関連項目

ウエルシアホールディングス
ウエルシア薬局
ウエルシア介護サービス
鈴木孝之
* 日本チェーンドラッグストア協会

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