決定盤!フォーク&カントリー名曲集

決定盤！フォーク＆カントリー名曲集

『決定盤！フォーク＆カントリー名曲集』は、フォークソングとカントリーミュージックという二つのジャンルから、時代を超えて愛されるスタンダードナンバーを選りすぐって収録したオムニバス形式のアルバムです。日本の音楽シーンで長年にわたり活躍してきた実力派ミュージシャンたちが集結し、それぞれのスタイルで名曲の数々を演奏しています。

この作品は2枚組の構成となっており、Disk 1がフォーク編、Disk 2がカントリー編と明確に分かれています。これにより、リスナーはそれぞれのジャンルの代表的な楽曲を体系的に楽しむことができ、両ジャンルのエッセンスを知る上で非常に優れた入門盤としての側面も持っています。

参加アーティストは、日本のカントリーミュージック界の第一人者であるジミー時田をはじめ、オールスターズ・レオン、マウンテン・プレイボーイズ、ライムライツ、エディ稲垣、原田実とワゴン・エースといった顔ぶれです。これらのアーティストは、それぞれの得意とするスタイルで楽曲に新たな息吹を吹き込んでいます。

収録された楽曲は、Disk 1のフォーク編には「花はどこへいった - Where Have All the Flowers Gone」「わが祖国 - This Land is Your Land」「朝日のあたる家 - The House of the Rising Sun」「風に吹かれて - Blowin' in the Wind」「パフ - Puff」など、世界的に有名なフォークソングが並びます。Disk 2のカントリー編には、「テネシー・ワルツ - Tennessee Waltz」「思い出のグリーン・グラス - Green, Green Grass of Home」「知りたくないの - I Really Don't Want to Know」「ジャンバラヤ - Jambalaya」といったカントリーミュージックの金字塔ともいえる楽曲が収められています。合計で24曲もの名曲が収録されており、非常に充実した内容となっています。

演奏を担当したミュージシャンは以下の通りです。

ジミー時田とオールスターズ・レオン: Disk 1のSide 1に収録された「花はどこへいった」から「朝日のあたる家」までの5曲、およびDisk 2のSide 1に収録された「ジャニー・ギター」「思い出のグリーン・グラス」「知りたくないの」「ユー・ア―・マイ・サンシャイン」の4曲を演奏しています。
ジミー時田とマウンテン・プレイボーイズ: Disk 1のSide 1の最後の曲「トム・ドゥリー」と、Disk 2のSide 1の冒頭2曲「テネシー・ワルツ」「北風」を担当しています。
ライムライツ: Disk 1のSide 2に収録されたフォークナンバー全6曲、すなわち「パフ」から「七つの仙水」までを演奏しています。
エディ稲垣 & 原田実とワゴン・エース: Disk 2のSide 2に収録されたカントリーナンバー全6曲、「リリース・ミー」から「ジャンバラヤ」までを担当しています。

また、これらの楽曲の編曲には、赤堀文雄氏がDisk 1 Side 1の5曲、Disk 2 Side 1の「ジャニー・ギター」「ユー・ア―・マイ・サンシャイン」を担当し、野口武義氏がDisk 2 Side 1の「思い出のグリーン・グラス」「知りたくないの」の編曲を手掛けています。

『決定盤！フォーク＆カントリー名曲集』は、単に海外の名曲を集めただけでなく、日本のトップアーティストたちによる演奏を通じて、これらの楽曲が持つ普遍的な魅力と、当時の日本の音楽シーンにおけるフォーク・カントリーへの深い理解と愛情を感じさせる作品です。両ジャンルに関心のあるリスナーにとって、必聴の一枚と言えるでしょう。

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