沖縄基地隊

沖縄基地隊について

沖縄基地隊（おきなわきちたい、英称：Sub Area Activity Okinawa）は、海上自衛隊の一部門であり、佐世保地方隊に属しています。沖縄県のうるま市に所在し、主に南西諸島やその周辺海域の防備を担当しています。基地隊の活動は沖縄の安全保障に寄与しており、地域の安定に欠かせない存在とされています。

沿革

沖縄基地隊の歴史は、1972年の沖縄返還にさかのぼります。沖縄はその時点で日本に戻り、それに伴い新たな防衛体制が整えられました。具体的には、5月15日に臨時勝連施設管理隊が新たに編成され、7月にはその廃止と共に臨時沖縄基地派遣隊が設立されました。

1973年には、この臨時沖縄基地派遣隊が廃止され、正式に「沖縄基地隊」が新設されました。この新たな隊には本部の他に第35掃海隊や第23輸送艇隊が加わりました。

その後1983年には第35掃海隊が廃止され、第48掃海隊が編入されました。さらに、1987年には第48掃海隊が解散し、第49掃海隊を取り込みました。1993年には第49掃海隊も廃止され、その後第13掃海隊が加入しました。1997年には隊番号を改正し、第13掃海隊が第46掃海隊に改称されました。

2003年に入ると「水中処分母船6号」が編入され、基地隊の能力がさらに強化されました。その後もいくつかの艦艇の編入や除籍が行われ、例えば2005年2月には「もろしま」が除籍され、「あおしま」が新たに編入されました。また、2006年には「ひこしま」が別の部隊に編成替えされ、「ししじま」が編入されました。

2007年に「ゆりしま」が除籍され、「くろしま」が新たに加わるなど、部隊の編成は継続的に見直されてきました。2013年には大型えい船が配備され、沖縄基地隊の活動範囲がさらに拡大しました。2018年には第46掃海隊「あおしま」が他の基地隊に移され、2019年に新たに港務科が設立されるなど、隊の改編が進められています。

部隊編成

沖縄基地隊の部隊編成には、基地隊本部、第46掃海隊、沖縄水中処分隊が含まれています。特に第46掃海隊は、以下の艦艇から構成されています。

• - MSC-691「ししじま」
• - MSC-692「くろしま」

他にも、水中処分母船としてYDT-06「水中処分母船6号」が配備されています。

主要幹部

沖縄基地隊は、各部隊と連携しながら幅広い任務を遂行するため、主要幹部を中心に隊の運営が行われています。そのため、幹部は部隊の指揮や調整を行い、地域の安全を確保する役割が期待されています。

沖縄基地隊は、日本の安全保障上、重要な役割を果たしており、その活動は地域の安定に寄与しています。

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