沖縄県道153号線

沖縄県道153号線について

沖縄県道153号線は、沖縄県浦添市牧港を起点とし、那覇市首里平良町を終点とする、全長約6.9kmの一般県道です。この道路は、浦添市と那覇市という二つの主要都市を結ぶ重要な役割を担っています。

概要

起点: 浦添市牧港（国道58号）
終点: 那覇市首里平良町（沖縄県道241号宜野湾南風原線）
総延長: 6.92 km
実延長: 5.81 km
通過自治体: 浦添市 - 那覇市

県道153号線は、浦添市内の主要な施設や道路と接続しており、地域住民の日常生活に欠かせない道路となっています。

交差する主な路線

国道58号（起点）
沖縄県道251号那覇宜野湾線（浦添市伊祖、現道のみ交差・バイパスは通過のみ）
国道330号（同、バイパスのみ交差・現道は通過のみ）
沖縄県道38号浦添西原線（浦添市安波茶）
沖縄県道241号宜野湾南風原線（終点）

これらの交差点を通じて、県道153号線は周辺地域へのアクセスを容易にしています。

バイパス

浦添市牧港（国道58号）から伊祖（国道330号）にかけての区間にはバイパスが設けられています。このバイパスは、交通渋滞の緩和や、国道58号と国道330号間のアクセス向上に大きく貢献しています。

主要施設

県道153号線沿いには、以下の主要施設があります。

浦添運動公園（浦添市仲間）
浦添市民球場（東京ヤクルトスワローズ春季1軍キャンプ地）
浦添大公園
沖縄県立浦添工業高等学校（浦添市経塚）
サンエー経塚シティ

これらの施設は、地域住民の生活、スポーツ、教育に重要な役割を果たしています。

路線バス

県道153号線は、以下の路線バスが運行しています。

47番・てだこ線（沖縄バス） 浦添市経塚
55番・牧港線（琉球バス交通） 浦添市牧港 - 安波茶
87番・赤嶺てだこ線（沖縄バス） 浦添市経塚
99番・天久新都心線（琉球バス交通） 浦添市牧港 - 伊祖
112番・国体道路線（琉球バス交通） 浦添市牧港 - 伊祖（バイパス区間）
191番・城間（一日橋）線（東陽バス） 浦添市安波茶 - 那覇市首里平良町

これらのバス路線は、地域住民の移動手段として重要な役割を担っています。

歴史と特徴

県道153号線は、戦前から牧港と首里を結ぶ道路として利用されてきました。1953年には琉球政府道153号線として指定され、1972年の沖縄本土復帰に伴い、現在の県道153号線となりました。

道路の状態については、起点から安波茶交差点までの区間は良好ですが、安波茶交差点から終点にかけては、道幅が狭く、特に那覇市内の区間では渋滞が頻発しています。そのため、現在はこの区間を中心に道路整備が進められています。

また、浦添市牧港から伊祖にかけての区間では、国道58号への渋滞緩和と国道330号との接続改善のため、1987年にバイパスが開通しました。このバイパスの開通により、国道330号と国道58号間のアクセスがスムーズになり、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターへのアクセスも向上しました。このバイパスは、復帰前から政府道41号線（のバイパス）として計画されていました。

関連情報

沖縄県の県道一覧
外部リンク
県道153号線
県道153号線バイパス
沖縄県南部土木事務所（那覇市内区間）
* 沖縄県中部土木事務所（浦添市内区間）

県道153号線は、沖縄県民の生活と交通を支える重要な道路であり、今後のさらなる整備と発展が期待されます。

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