沖縄県道74号沖縄嘉手納線

沖縄県道74号沖縄嘉手納線について

沖縄県道74号沖縄嘉手納線は、沖縄県沖縄市知花を起点とし、中頭郡嘉手納町嘉手納を終点とする主要地方道です。この路線は、極東最大の軍事基地である嘉手納基地を横断していることで知られています。

路線の概要

起点: 沖縄市知花（国道329号、沖縄県道16号線と接続）
終点: 中頭郡嘉手納町字嘉手納（国道58号、嘉手納ロータリーに接続）
総延長: 6.4km
実延長: 6.3km
通過自治体: 沖縄市、中頭郡嘉手納町

交差する路線

国道329号（起点）
国道331号（起点、国道329号と重複）
沖縄県道16号線（起点：勝連方面、終点：読谷方面、国道58号に重複）
沖縄県道85号沖縄環状線（沖縄市松本）
沖縄自動車道（沖縄市松本、通過のみ）
池武当インターチェンジ（同、予定）
沖縄県道26号線（沖縄市白川）
国道58号（終点）

重複路線

沖縄県道16号線（全線、昇格前はこの路線だった）

主要施設

嘉手納基地（沖縄市 - 嘉手納町）
道の駅かでな（嘉手納町屋良）
安保の見える丘（嘉手納町）
防衛省沖縄防衛局（終点）

路線バス

62番・中部線（琉球バス交通、全線）

かつては琉球バス（現在の琉球バス交通の前身）が運行していた謝苅線（63番）や中部循環線（94番）もこの路線を通っていましたが、前者は終点が具志川へ移転し、後者は2003年に廃止されました。

歴史

1953年（昭和28年）: 嘉手納村（現嘉手納町）嘉手納ロータリー - 具志川村（現うるま市）赤道が軍道16号線、同村赤道 - 与那城村（現うるま市与那城）西原が琉球政府道16号線としてそれぞれ指定されました。
1972年（昭和47年）: 軍道・琉球政府道16号線がそのまま一般県道16号線となりました。その後、嘉手納ロータリーから読谷村大湾まで延長されました。
1974年（昭和49年）: 国道58号那覇方面からの嘉手納ロータリーを避ける高架橋（一方通行）が開通しました。
1976年（昭和51年）: 県道16号線のうち、沖縄市知花 - 嘉手納町嘉手納ロータリーの区間が現在の路線として主要地方道へ昇格しました。県道16号線は読谷村まで延長され、現路線の区間は被重複路線となりました。
2008年（平成20年）: 嘉手納ロータリーに代わる新嘉手納交差点が完成しました。

特徴

住宅街を離れると、道路の両側に嘉手納基地が広がります。この状態は、本土復帰当時から変わらず、この道路が基地を横断していることを示しています。南側は嘉手納基地、北側は嘉手納弾薬庫となっている箇所もあります。

嘉手納町や読谷村方面からは、沖縄市やうるま市など東海岸方面へ向かう唯一の幹線道路であり、全線が4車線で整備されています。これにより、地域間の交通が円滑になっています。

関連項目

沖縄県の県道一覧

外部リンク

県道74号沖縄嘉手納線 - ウェイバックマシン（2019年3月30日アーカイブ分）
* 沖縄県中部土木事務所

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