沖縄県道88号屋嘉恩納線

沖縄県道88号屋嘉恩納線

沖縄県道88号屋嘉恩納線は、沖縄本島中部の国頭郡金武町屋嘉を起点とし、恩納村南恩納に至る主要地方道です。この路線は、全長3.67kmと短いながらも、地域交通において重要な役割を担っています。通称「屋嘉恩納線」とも呼ばれます。

概要

この県道は、沖縄自動車道の屋嘉インターチェンジへのアクセス道路として機能しており、国道58号の交通渋滞緩和にも貢献しています。路線は金武町と恩納村という2つの自治体を結び、地域の経済活動や住民の生活を支える重要な動脈となっています。

区間

起点：国頭郡金武町字屋嘉（国道329号交点）
終点：国頭郡恩納村字南恩納（国道58号交点）
総延長：3.67km（実延長も同じ）

通過自治体

国頭郡金武町
国頭郡恩納村

交差する路線

国道329号（起点）
国道331号（起点、国道329号と重複）
沖縄自動車道（金武町屋嘉）
屋嘉インターチェンジ（出入口は那覇方面のみで、許田方面は非常用）
国道58号（終点）
恩納バイパス、恩納南バイパス

歴史

1985年、国道58号の渋滞緩和策として、沖縄自動車道に屋嘉インターチェンジを新設する計画が決定されました。これに伴い、インターチェンジへのアクセス道路として、県道屋嘉恩納線が整備されることになりました。当初は一般県道229号として開通しましたが、1993年に主要地方道へ昇格し、現在の路線番号88号となりました。1988年には、屋嘉インターチェンジと同時に開通し、地域住民の交通利便性向上に貢献しています。

特徴

屋嘉恩納線の最大の特徴は、沖縄自動車道の屋嘉インターチェンジへのアクセス道路としての役割です。かつては、沖縄自動車道へアクセスするためには、国道329号を経由する必要がありましたが、屋嘉インターチェンジの開通により、国道58号からも直接アクセスできるようになりました。

この路線は、恩納村の国道58号の渋滞緩和に貢献しています。以前は、西海岸の国道58号から東海岸の国道329号へ移動する際には、遠回りを強いられていましたが、屋嘉インターチェンジと屋嘉恩納線の開通により、この移動が格段に便利になりました。

主要地方道としては短い路線ですが、高速道路のインターチェンジにアクセスするための重要な道路として位置づけられています。沖縄県内の主要地方道の中では、最も短い路線です。また、屋嘉インターチェンジはハーフインターチェンジ（那覇方面のみ出入口）であるため、注意が必要です。

短い路線ながらも、沖縄本島の山間部を走り、金武町と恩納村の境界付近には屋嘉トンネルがあります。

バス路線

那覇空港リムジンバスDエリアが、屋嘉インターチェンジ以北を通過しますが、県道88号線沿線にバス停は設置されていません。

関連項目

沖縄県の県道一覧

外部リンク

* 沖縄県北部土木事務所

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