河上幸恵

河上幸恵—多彩なキャリアを持つアーティスト

河上幸恵（かわかみ ゆきえ、1967年10月26日生まれ）は、日本のラジオパーソナリティであり、ボーカリストとして知られています。彼女はかつてアイドル歌手や女優としても活躍しており、兵庫県神戸市の出身です。現在は株式会社MatchWith5Cに所属し、音楽活動を続けています。

幼少期と音楽の道へ

河上は芦屋市で生まれ、神戸市で育ちました。弟を持つ家庭で過ごし、幼い頃から歌手を目指す姿勢が根付いていました。1981年、彼女が13歳の時、母親の応援を受けて『スター誕生!』に出演し、『いい日旅立ち』を歌いました。その結果、彼女は第36代チャンピオンに選ばれ、ホリプロと日本コロムビアにスカウトされるという栄光を手にしました。

アイドルデビューとその後

神戸市立友が丘中学校を卒業後、彼女は上京し、1983年には日本コロムビアから「ブルー・エトランゼ」でアイドル歌手としてデビューしました。彼女の持ち歌はその歌唱力と魅力で多くの注目を集め、同時期には森尾由美や松本明子、桑田靖子らの人気アイドルたちと同期になります。1984年にはテクノブームに乗り、「DO-KI ♥ DO-KI」をリリースし、卵型ロボットとのデュエットも話題となりました。

河上はアイドルとして数枚のシングルをリリースし、またテレビドラマやバラエティ番組にも出演していましたが、1987年には芸能界から引退する決断をします。彼女はアイドル時代の経済的苦労を語る中で、生活費が事務所から天引きされていたことを明かし、当時の厳しい状況を垣間見ることができました。共演者である榊原郁恵のサポートもあり、辛い時期を乗り越えました。

復帰と音楽活動

引退後は長い間の静寂を経て、2019年に神戸のライブハウスを中心に音楽活動を再開します。特に4月からはラジオ関西で『河上幸恵のモーニングコール』という番組のパーソナリティを務め始め、多くのリスナーに愛される存在となりました。続いて、6月には彼女の初の単独ライブも成功させ、再びシーンに戻ってきたことが話題になりました。

ディスコグラフィとメディア出演

河上の音楽キャリアは多岐にわたります。彼女のシングルリリースは全て日本コロムビアからであり、特にHP-25という名のロボットとのコラボレーションが注目されました。最近では2024年に配信予定のシングル「瞳閉じれば/If I close my eyes」も控えており、これからの活動に期待が寄せられています。また、彼女はラジオ番組やさまざまなテレビドラマにも出演しており、特に『ヤヌスの鏡』での役柄は記憶に残るものとなっています。

河上幸恵の多才な活動は、ただ過去の栄光に留まることなく、現在も新たな挑戦を続けていることを示しています。

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