河井リツ子

河井リツ子：漫画家、その軌跡と作品

河井リツ子（かわい りつこ）は、1964年3月3日生まれの日本の漫画家。大阪府豊中市出身で、嵯峨美術短期大学（現：京都嵯峨芸術大学）を卒業。2013年からは京都嵯峨芸術大学の客員教授も務めています。

デビューと初期の活動

1981年、河井リツ子は「あなたにお似合いよ」で第1回ギャグまんが大賞を受賞。翌1982年、『ハローフレンド』（講談社）1月号に同作が掲載され、河井律子名義でデビューを果たしました。その後は同誌や『少女フレンド』の増刊号などを中心に活動を展開。

小学館での活躍

1988年、『ぴょんぴょん』（小学館）にて『ウルトラまりりん』（監修：円谷プロ）の連載を開始。これを機に、活動の拠点を小学館へと移します。

1997年からは、『小学二年生』で代表作となる『とっとこハム太郎』の連載を開始。同作はテレビアニメ化もされ、河井が鼻歌で作ったメロディが主題歌として採用されるなど、社会現象を巻き起こしました。

作品リスト

河井リツ子は、様々な名義で数多くの作品を発表しています。

河井律子名義

あっぷるファミリー（『ハローフレンド』1983年1月号 - 1983年8月号）

河井りつ子名義

ウルトラまりりん（監修：円谷プロ、『ぴょんぴょん』）
なんでも♥アリス（『ぴょんぴょん』→『ちゃお』）
ドラキュラっ娘マドンナ ちーくれまっか伝説（『ちゃお』）
マリオとワリオ（原作：富田祐弘、『小学一年生』）
マドンナちゃん（『小学一年生』）
マリオとドンキー大ぼうけん（原作：富田祐弘、『小学一年生』）
マリオのぼうけんランド（原作：富田祐弘、『小学一年生』）
ミルキィベビー（原作：富田祐弘）
夢色ムーンラブ
SAKURA♥
とっとこハム太郎シリーズ

りっち名義

ゆでたてたまごっち（『ちゃお』）
だいすきたまごっち（『小学四年生』、『小学五年生』、『小学六年生』）

読み切り作品（河井律子名義）

あなたにお似合いよ（『ハローフレンド』）
がまんしてるのよっ（『ハローフレンド』）
ふん!負けないわよっ（『ハローフレンド』）
もらってチョ!（『少女フレンド』増刊）
泣けてきちゃうよっ（『ハローフレンド』）
燃えちゃったのよっ（『ハローフレンド』）
キャンディーちい子（『少女フレンド』増刊、『ハローフレンド』）
あせっちゃう17歳（『ハローフレンド』）
たべちゃヤーヨ!（『少女フレンド』増刊）
あほだらクラブ（『ハローフレンド』）
恋してませませ!（『ハローフレンド』）
たこやき物語（『少女フレンド』増刊）
たまご1パックバスツアー（『ハローフレンド』）
みにくいクリの子（『ハローフレンド』）
スーパーパン（『少女フレンド』増刊）
ギョーザのぎょんべえ（『少女フレンド』）
涙のしゅうまい太郎（『ハローフレンド』）
闘魂かがみもち三兄弟（『ハローフレンド』）
ホカマン愛の一本勝負（『ハローフレンド』）
星空のくりちゃん（『少女フレンド』増刊）
はずんでひよこちゃん（『ハローフレンド』）
くいしんぼトコちゃん（『ハローフレンド』）
その日とつぜんめざめたの（『ハローフレンド』）
愛の合体戦士まみあーず（『ハローフレンド』）

まとめ

河井リツ子は、ギャグ漫画から子供向けの連載作品まで、幅広いジャンルで活躍する漫画家です。特に『とっとこハム太郎』は、アニメ化を機に国民的な人気を獲得し、彼女の名を広く知らしめました。現在も京都嵯峨芸術大学で教鞭を執りながら、後進の育成にも力を注いでいます。

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