河内大和

河内大和（こうち やまと）

プロフィール

1978年12月3日生まれ、山口県出身の俳優。シェイクスピアカンパニー「G.GARAGE///」を主宰し、舞台を中心に活躍しています。所属事務所はCOME TRUE。

略歴

山口県岩国市で生まれ育ち、山口県立岩国高等学校を卒業。雪国への憧れから北海道大学を受験するも不合格となり、後期日程で新潟大学工学部建設学科に入学しました。大学入学と同時に演劇研究部に入部し、演劇に熱中。4年目に大学を休学し、その後中退しています。

休学中、新潟市に大型ホール「りゅーとぴあ（新潟市民芸術文化会館）」が設立され、俳優養成の劇団も発足。そこでシェイクスピア作品『夏の夜の夢』に出会い、演劇の道を志すこととなります。アルバイトをしながら生活し、2000年に舞台『リチャード三世』で俳優デビュー。本格的に俳優活動をスタートさせました。

2004年からは、「りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズ」の立ち上げに参加し、『マクベス』や『ハムレット』など、数々のシェイクスピア作品で主演を務めました。27歳ごろに一度挫折し、演劇から離れて実家に戻りますが、1年半後に再び新潟で俳優として復帰。2010年には東京に進出しましたが、引っ越し2日目に東日本大震災に遭遇するという経験もしています。

2013年には、「シェイクスピアの道の極みを追い求めたい」という強い思いから、シェイクスピアカンパニー「G.GARAGE///」を設立し、企画・演出も手掛けるようになりました。2024年5月には、ルーマニアで開催された「クライオヴァ国際シェイクスピアフェスティバル」に、G.GARAGE///の作品『リチャード二世』が正式招待され、世界から高い評価を得ています。

彩の国シェイクスピア・シリーズでは、2015年の『ヴェローナの二紳士』を皮切りに、『ヘンリー五世』、『ヘンリー八世』などに出演。また、2021年には、長年憧れていた野田秀樹の舞台、NODA・MAP番外公演『THE BEE』にメインキャストとして出演し、大きな話題を呼びました。2023年には、TBSテレビ日曜劇場『VIVANT』でテレビドラマ初出演を果たし、同年12月には芸能事務所「COME TRUE」に所属しました。

主な出演作品

舞台

『リチャード三世』(2000年) ケイツビー役
『ミュージカルハムレット』(2002年) レアティーズ、ギルデンスターン役
『マクベス』(2004年) マクベス役
『ハムレット』(2010年) ハムレット役
『ヴェローナの二紳士』(2015年) シューリオ役
『ヘンリー五世』(2019年) フルエリン大尉役
『THE BEE』(2021年) 百百山警部役
『リチャード二世』(2022年) リチャード役
『ヘンリー八世』(2022年) ノーフォーク公爵役
その他多数

映画

短編『幕末陰陽師・花』(2021年) 岩倉具視役

テレビドラマ

『VIVANT』(2023年) ワニズ役
『今日からヒットマン』(2023年) ナズ役
『アンチヒーロー』(2024年) 上田基一役

バラエティ番組

『踊る!さんま御殿!!』(2023年)

その他

G.GARAGE/// 公式ホームページ：G.Garage/// 公式ホームページ
* 公式プロフィール：公式プロフィール

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