河崎良行

河崎良行（かわさき りょうこう）

河崎良行（本名：かわさき よしゆき、1935年（昭和10年） - ）は、日本を代表する彫刻家の一人であり、徳島大学名誉教授の称号を持つ。また、二紀会の評議員も務めている。徳島県出身。

経歴

1958年に徳島大学を卒業後、彫刻家としての道を歩み始める。その才能を開花させるべく、1968年には東京藝術大学の研究生課程を修了し、さらに研鑽を積んだ。

河崎の作品は、その独創性と高い芸術性で広く評価され、数々の栄誉に輝いている。

1987年：第5回ヘンリー・ムーア大賞優秀賞を受賞。
1991年：第45回記念二紀展にて45回記念賞を受賞。
1993年：第1回フジサンケイ・ビエンナーレ現代国際彫刻展特別賞、長野市野外彫刻賞、第47回二紀展文部大臣奨励賞を受賞。
1997年：第17回現代日本彫刻展を受賞。
2006年：徳島県文化賞を受賞。
2011年：徳島県美術家協会の会長に就任。
2020年：長年の功績が認められ、瑞宝中綬章を受章。

これらの受賞歴は、河崎の彫刻家としての卓越した才能と、長年にわたる芸術活動への貢献を如実に示している。

主な作品

河崎の作品は、公共空間にも設置され、多くの人々に親しまれている。

小便小僧：徳島県三好市に設置されたこの作品は、1969年に制作されたもので、当時4歳だった自身の息子がモデルとなっている。ユーモラスな姿が訪れる人々の心を和ませる。
球形のフォーメイション：山口県宇部市に設置。見る角度によって様々な表情を見せる球体の組み合わせは、見る人の想像力を刺激する。

これらの作品は、河崎の彫刻家としての独創性と、人間味あふれる温かいまなざしを反映している。

河崎良行は、その長きにわたる活動を通じて、日本の現代彫刻界に多大な貢献をしてきた。彼の作品は、これからも多くの人々に感動と喜びを与え続けるだろう。

外部リンク

河崎 良行 Ryoko Kawasaki

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