河本ほむら

河本ほむら：異才を放つ漫画原作者

河本ほむらは、日本の漫画原作者であり、その独創的なストーリーテリングで多くのファンを魅了しています。別名義として牛乳、一粒苺を使用しています。実弟は作家の武野光。

来歴

2009年より、牛乳名義でWeb漫画の連載を開始。2013年、スクウェア・エニックスのガンガンJOKER新人漫画賞でネーム部門奨励賞を受賞。この受賞を機に、『賭ケグルイ』で商業誌デビューを果たしました。

2022年には、一粒苺名義で『シリアルキラー異世界に降り立つ』をヤングキングラムダで連載開始。2024年、同名義を河本ほむらに改め、同作のスピンオフ『シリアルキラー異世界に降り立つ 異世界バトルロイヤル』をヤングキングで連載しています。

作品の特徴

河本ほむらの作品は、その独特な世界観と、登場人物たちの心理描写に特徴があります。特に『賭ケグルイ』では、ギャンブルという極限状態における人間の心理を巧みに描き出し、読者を物語に引き込みます。また、異世界を舞台にした作品も多く、ファンタジー要素とサスペンス要素を組み合わせた、予測不能な展開が魅力です。

主な作品

連載作品

賭ケグルイ: 尚村透作画。ギャンブルの狂気に染まる学園を舞台にした人気シリーズ。
賭ケグルイ双: 斎木桂作画。『賭ケグルイ』のスピンオフ作品。
賭ケグルイ（仮）: 川村拓作画。『賭ケグルイ』のスピンオフ作品。
賭ケグルイ妄: 柊裕一作画。『賭ケグルイ』のスピンオフ作品。
煉獄デッドロール: 吉村英明作画。KADOKAWA。
異世界法廷 〜反駁の異法弁護士〜: 大庭下門作画。KADOKAWA。
文武両闘 最強才智の育て方: 内々けやき作画。KADOKAWA。
クロノマギア ∞の歯車: 東毅作画。小学館。
リーガルエッグ: 木綿八十子作画。講談社。
グレイテストM 〜偉人麻雀大戦〜: 山田秋太郎作画。武野光と共同原作。水口美香監修。小学館。
魔女大戦 32人の異才の魔女は殺し合う: 塩塚誠作画。コアミックス。
異世界転生者殺し -チートスレイヤー-: 山口アキ作画。KADOKAWA。1話で連載中止。
異世界の姫との恋バクチに、人類の存亡がかかってます: ズズ作画。秋田書店。
幕末賭博バルバロイ: 羽田豊隆作画。集英社。
シリアルキラー異世界に降り立つ: ヒロ作画。ヤングキングラムダ。
シリアルキラー異世界に降り立つ 異世界バトルロイヤル: ヒロ作画。ヤングキング。
HIGH CARD -♢9 No Mercy: えびも作画。スクウェア・エニックス。
勇者パーティーの荷物持ち: 八嶋諒作画。スクウェア・エニックス。
BEYBLADE X: 出水ぽすか作画。武野光と共同原作。小学館。
暴力万歳: なだいにし漫画。講談社。

読切作品

善行少女: 森田蓮次作画。講談社。
遊星からの物体C: 石松和幸作画。スクウェア・エニックス。
決闘者たち―明日もし君が壊れても―: なだいにし作画。講談社。

小説

レイズ・オン・ファンタジー ギャンブラーは異世界を謳歌する: 武野光協力。KADOKAWA。

メディアミックス

ビルディバイド: 原案。
HIGH CARD: TMS・武野光らと共に原作。
* BEYBLADE X: テレビアニメ。武野光・出水ぽすからと共に原作。

『異世界転生者殺し -チートスレイヤー-』連載中止騒動

2021年に連載が開始された『異世界転生者殺し -チートスレイヤー-』は、人気ライトノベル作品のキャラクターに酷似した登場人物が登場し、それらを悪役として描いたことから、大きな批判を浴びました。特に、『この素晴らしい世界に祝福を！』は同じ雑誌でコミカライズ版が連載されていたこともあり、問題視されました。

この騒動を受け、編集部は作品の類似性を認め、連載を中止。河本ほむら自身も謝罪する事態となりました。この件は、パロディと著作権侵害の境界線について、業界内外で議論を呼ぶきっかけとなりました。

まとめ

河本ほむらは、その独創的な発想とストーリー構成で、常に読者に新しい驚きと感動を与え続けています。今後の活躍から目が離せない、注目の漫画原作者の一人です。

もう一度検索